お盆にたまごを食べてもイイの!?
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
いよいよお盆の入りですね!
取引先のお店さんもぼくたちも
てんてこまいです。
我が四国徳島県には
あの“月に投げ草にすてる”優雅な手つきの
盆踊りはありません。
阿波踊りです。
もともと水路が発達した徳島の城下町では、
盆踊りをする広いスペースがなく、
橋をわたって練り歩くスタイルの
『阿波踊り』になったのですね。
水路をめぐるボートツアーもあるくらい。
地域特性がもたらす文化って
おもしろいです。
阿波踊りって東京の高円寺でも
やってますが、住んでる人によると
高円寺から大和町のあたりは
すっごく道が狭いことで名高いそうで、
その地で阿波踊りが定着したのも
同じ理由かもしれません。
こばやしにとっては生れてからずっと
めちゃめちゃにぎやかなお盆
がデフォルトなので、
ようこそっ!
おかえりなさいっ!
って感じで明るくご先祖様を
迎えたくなる雰囲気は
悪くないです。
◆お盆には食べなかった卵
昔むかしは、お盆には卵を食べない
風習がありました。
仏教の催しですから、
たまご・肉・魚など
殺生はしないで過ごそう
という考えですね。
ただ、
もう今はずいぶん変わってきていまして
スーパーさんのチラシにも、
おもてなしのお肉や魚、良いおすすめが
フツーにズラッと並んでいます。
葬祭関連の知人によると
「今は故人の好きだったものを
みんなで食べて、喜んでもらえるのも
良いんじゃないでしょうか。」
との話でして、
たしかに本質的に誰のため、
というマーケティング視点でいうと
お盆にあの人が好きだったオムライスを!
みたいな流れもよさそうです。
◆供養で積極的に卵を食べる中国
ちなみに中国では真逆でして、
中国のお盆にあたる“清明節”には
めっちゃ卵を食べます。
赤く染めた卵を食べたり
火を使わない料理『寒食』が
風習になっているため
事前にゆでて煮た玉子や
ピータンを積極的に食べます。
これは乾燥する時期に
火事を防ぐための風習だった、
という説もありまして
阿波踊りと同じく
風土環境的な要因から生れて
たまごを食べる風習になっちゃうのは
とても興味深いです。
ご飲食店さん洋菓子店さん製パン店さん
みなさま怒涛の一週間だと思います。
ご自愛くださいませ・・!
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。