意外と頑丈なたまご
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
めちゃめちゃ頑丈な
生き物っていますよね。
有名なのがクマムシ。
宇宙空間でも死なないとか
高熱やごく低温でも死なないとか
月面に高スピードでぶつける
生存実験なんてのもされて、
話題になりました。
でも、
超つよいのは休眠状態の時だけ。
休眠期じゃなくて活動期は
ほかの生き物なみに弱いんだとか。
納豆菌も頑丈です。
耐熱性芽胞菌といいまして
シェルターみたいなカラに閉じこもり
100℃10分でも死なない耐熱菌です。
すごいですね。
ですが納豆菌も、
増えて活動する栄養型細胞の状態では
さほど熱に強くありません。
そして『たまご』。
じつは頑丈です。
おそらく
あなたがイメージするよりも。
長軸方向(タテの上下)
からの力には、なんと
一個のたまごで
7㎏もの荷重に
耐えられます。
すごい!
10個あれば70㎏
たまご1パックの上に
そーっと大人がのっかっても
割れないんですね。
ちなみに中身を抜いた
カラだけの卵だと
だいたい5㎏くらいの耐荷重。
NHK番組「大科学実験」では、
1トンあるラクダが
1500個のたまごの上に
割らずに乗れる
という大実験をしています。
ちなみにギネスブックには
213m上空のヘリから
芝生に卵を落として
割れなかった
(英国・1994年)
という記録も。
しかし、
前述の2つと同じく
中身はやわらかで弱いんですね~。
ニワトリの5倍厚みのある
最強ダチョウ卵でも
黄身の強度は鶏卵とほぼ同じ。
お城と同じ
外壁はめっちゃ頑丈、
中は平和で優雅に暮らす、
そんな体制ですね。
必要な事にだけコストをかける。
メリハリがはっきりしているのが
生物の生存戦略ですね。
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。