卵を使った卵じゃない食材_白身でできたパスタとお米
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
以前タイの『卵白で作ったお米』
をご紹介しましたが、
大阪万博・タイ館の
「未来食品」のコーナーに
ディスプレイされていて
テンション上がりました!
タイ館のテーマは
「医療と文化の融合」
この卵の白身でできたお米と麵は、
『医療食品』“薬の代わりに使用される食品”としての位置づけです。
まさにテーマにピッタリな
卵を使った未来食材です。
◆たまごを使った低糖質な食材
低糖質でヘルシーな、
『卵を使った代替食材』は、他にもあります。
たとえば
米国シカゴにある エッグライフ・フーズ社は
小麦・タンパク質ゼロの卵白でつくったトルティーヤを製造販売しています。
6年前に創業して順調にシェアを伸ばし、
今年からは小麦粉を卵白にした炭水化物ゼロのパスタ、
「エッグパスタ」の販売もスタートし
プロテイン・カテゴリーで人気になっているそう。
メキシコ料理に
ウェボス・ランチェロスという
目玉焼きをトルティーヤに乗せ
上からサルサソースをかけた
絶品料理がありますが、
上記の卵白トルティーヤを使うと
「たまご+たまご」な
『卵づくし』ヘルシー料理になりますね!
また、フランスでは
あひる卵をつかったフォアグラ代替食品も開発されています。
この場合は動物福祉の観点から
かわいそうなフォアグラ製法を見直すため。
糖尿病対策や動物愛護から、
いまの食文化を変えることなく
健康的に守っていこう、という取り組みに『卵の加工性』が役立っているのはとても素敵なことだと思いますね。
◆白身のヘルシーさはすごい
たまごは白身だけでも
すご~く健康に良いんです。
まず、脂質がゼロ。
高たんぱく低カロリーで、
ミネラル・水溶性ビタミンがたっぷり。
近年の研究では卵白ペプチドに
脚光が当たってまして、
覚醒効果・血圧抑制・美肌効果など
さまざまな機能が期待されています。
◆江戸時代にも卵代替の料理が・・!
そして和食、
江戸時代のたまご料理にも
卵白をつかった代替食、
見立て料理がいくつかありました。
たとえば
かもじたまご
たまごの白身に鍋墨を混ぜ、薄く湯煎焼きにして細く切ることで、まるでイカの黒作りのような料理を卵で体現しています。
人文学オープンデータ共同利用センターが
江戸時代の卵料理本「卵百珍」を現代風に再現紹介しているレシピでは、イカスミを使って白身に黒色を付けてます。
面白くて美味しいおすすめ料理です。
過去を活かし文化を守り、
健康面の未来へ卵白を活用して
あなたのお店でも
新メニューにぜひ活かしてくださいませ。
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。