世界のイースター、たまごを使った各国のイベント
お店で使える!イースターの卵あそびをご紹介
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
もうすっかり春らしくなりましたね!
僕たちの駐車場の桜の木も満開です。
春は一番ワクワクする季節ですね~。
さて、世界的に春のおおきなたまごイベントと言うと、
復活祭、イースターです。
キリスト教のお祭りとして、
クリスマスに次ぐ
世界最大規模のイベントですが、
たまごを食べるだけじゃなくって、
いろんな「遊び」として楽しむんですね。
飲食店さんや洋菓子店さん、
あなたのお店でも、
ちょっとした楽しい遊びとしての
イースターたまごイベントは、
春らしくて面白いです。
準備もカンタンで見映えもしますし。
たまごイベント、とひとくくりに言いましたが
各国でいろんな遊びがあります。
いくつかご紹介しますと…
◆けっこう使えそうな各国の卵あそび
『スウェーデンのたまご屋根転がし』
スウェーデンのイースターは、
ちいちゃな子供たちが魔女の恰好をして
家族や友達が茹でて色づけした
色とりどりの卵をもらって
お返しにカードを配るんですね。
で、その色とりどりの卵を、
「屋根板を斜めにした」
滑り台みたいなものの上を
コロコロ転がすんです。
その勢いでいちばん
向こうまで転がったひとが
優勝!という遊びです。
傾斜はなんでもよくって、
ヘンに割れないように
シーツなんかで板をカバーします。
やってみると分かりますが、
たまごはコロコロみぎひだりへ
動きながら下に転がりますから
ランダム性もあって
すごく盛り上がります。
ちなみに後から転がした人が、
前の人のたまごに当たったら、
その卵をもらえる、
というルールもありまして
なんだか昭和のビー玉あそびみたいですね。
もちろんゲットした茹でたまごは
持ち帰って美味しく食べます。
◆見映えが超ステキな卵あそび
『メキシコのエッグシャワー』
個人的には大好きなたまごイベントです。
メキシコのイースターでは、
「カスカロン」と呼ばれている
キレイに洗って乾燥させた
卵のカラの中に紙吹雪を詰めて
誰かのアタマの上で割る、
という風習があります。
中から出る紙吹雪がパッと散って
これすっごくキレイで楽しいんです。
このたまごから出てくる紙吹雪は
幸運をもたらす、とのいわれもあります。
このメキシコイースターの伝統は
歴史がかなり古くって、
かのマルコ・ポーロが中国を訪れた際、
空洞の卵に香料の粉を詰めるのを見て、
この習慣をヨーロッパに持ち帰り
それがメキシコへ伝わった
なんて言われてます。
このたまごに何かを詰めて
投げつけて割る、
っていうのって
実はけっこう色々ありまして、
ルネッサンス期イタリアでは、
男性が求愛する女性に向かって、
空洞にした卵の中に香油を詰めて
投げつけるなんて風習もありました。
そういえば日本の忍者が
卵のカラに小麦粉や灰を詰め
土煙の目くらましにした
なんてお話もありますね~。
香油とはいえ
液体を詰めて投げるのは
ちょっとアレですが、
紙吹雪や色のキレイな何かを
詰めて投げつけるのは
ケガもしませんし、
かなりステキな遊びアイデアだと思います。
ちなみにカラは
あとで紙でふさぎますので、
けっこう大きく穴をあけても大丈夫です。
いかがでしょうか!?
ぜひあなたのお店の楽しいイースターイベントで
お役立ちできましたら幸いです。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。