魯山人が「この世で最高の料理」と評する究極のたまごかけご飯とは?
こんにちは! こばやしです。
今週17日のNHK「あさイチ」さんにて、私がお伝えした「究極のたまごかけご飯の食べ方」が紹介されます。
残念ながらNHKさんなので、私たちの屋号は出ないのですが、収録で食べていただくたまごは、私たちのたまごです。(^^)
さて、そこで紹介されるたまごかけご飯、究極の食べ方。
以前も当日記でご紹介した、醤油のかけ方、たまごの下ごしらえ、その他いろいろお伝えしたのですが、それともう一つ。
究極の食べ方に欠かせない“調理”をお教えします。
それは・・、かの食通、北大路魯山人さんの食べ方(と、その簡易バージョン)です。
魯山人さんは、漫画「美味しんぼ」海原雄山のモデルになったひとですね。
あらゆる食に精通した魯山人さん、
その方が、
「この世で最もうまい食べ物」
とまで評したのが、この究極の卵かけご飯なんです。
といって、作り方はそう難しいものではありません。
それは、
自らの掌(たなごころ)で30分温めたたまごで作った、たまごかけご飯なんです!
食べてみると、確かに絶品!
ほんのりと甘みが増し、
アツアツの御飯の香りを邪魔しない、程よい風味で絶品の味となります。
ええ。
もちろん、やってみましたとも。
なかなか大変です。
てのひらで温めているあいだ、なーんにもできないワケですから。
でも、その手間を惜しまないことで、いろんなことが見えてきます。
掌で温めることだけが大事なのではありません。
「たまごでそこまでするんだったら・・」と考えるならば、やはりいろんな視点での気遣いが出てきます。
ご飯をよそうタイミング、そっと割らなきゃな、という気遣い、食卓のセッティング、もし誰かに食べてもらうなら相手のこと、そして食への感謝・・。
いろんな想いが、掌で温めるあいだに浮かんでくるんです。
けっしてお金をかける贅沢ではなく、
時間や心の贅沢というものを、はっきり感じられる料理、
これこそが、魯山人さんに「最高の料理」と言わしめるゆえんなのかもしれません。
◆魯山人究極のたまごかけご飯、簡易バージョン
今から上の記事とはまったく逆のことを書きます(汗)
さて、
毎回そんな時間のかかる食べ方できねーよ!という方。
以前にご紹介した、たまごをホンの少し茹でる!をお試しください。
おタマに乗せて、そっと熱湯に入れるわけですね。
冷蔵庫から出したばかりなら、一分。
常温なら、50秒弱。
ほんのりと白身に火が通り、黄身の滑らかさが増し、濃厚さ(コク)がアップします。
上記のような内観的要素はありませんが、
「おいしさ」観点で言うと、こちらもオススメですよ!
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。