小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ワクワクすること 記事一覧

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

大阪万博、昨日終わりましたね。

 

最初はネガキャンが目立つ感じでしたが、
184日間経った閉幕では大盛況のうちに
大いに惜しまれつつの最後でした。

「終わりってどんな様子かなぁ。」

とライブカメラを覗いていたら、
閉幕後に東入口の警備員さんが
かたづけ中のポールでさりげなく

「アリガト」→「サヨナラ」

とメッセージを並べてくれたのが
とても興味深かったです。

◆各国でも賞賛されてるっぽい

各国でも自分たちのパビリオンに
多くの来場者数が訪れたことがニュースになってますね。

 

“2025年国際博覧会(EXPO)ウクライナ館に300万人以上が来場”

“2025年大阪万博が本日閉幕:ドイツ館に300万人が来場”

“2025年大阪万博、本日閉幕 チェコ館に150万人超が来場”

上記含めどの記事も、多くの人が来場して
自国のことを大勢に知ってもらえたこと、
大盛況だったことを報じています。

お互いが「よかったなぁ。」となる、

こういう「未来に向かう好意」が
つながっていくことが、
万博の大きな功績ですね!

 

◆万博はたまごがいろいろだった

さて、会期中はネタ晴らしに
ならないようお話しなかったのですが

じつは万博のあちこちで
卵がモチーフになっていました。

特に日本のパビリオン。
たまご大っ好きですね。

大阪ヘルスケアパビリオンはメインロゴが「卵」。

ちなみに展示に株式会社ファーマフーズさんの卵のうす皮からつくった繊維があって、テンションあがりました。

電気事業連合会の電力館は
建物のカタチが卵でテーマも卵。

あと、
たまご的に圧巻だったのは
小山薫堂プロデューサーのEARTH MART(アースマート)館。
人が一生のうちに食べる卵が
展示してありまして、

おおお・・!と
思わず長居してしまいました。

めっちゃ家にかざりたい!

卵の前から動かない変なヤツになってました。

 

◆未来や可能性イメージがある『卵』

やっぱり卵って生命の象徴であって
生まれてくる未来を暗示するモチーフとして
成立しやすいんだと思いますね。

日本人は特に
世界トップクラスの卵好きですから、

共通のイメージとして
使いやすい一面があったんじゃないでしょうか。

 

◆飲食店さんで活かすなら・・・

大勢に「良さ」を伝えるのに
卵の「カタチ」が使われていた
ということは、

つまり!

飲食店さんの魅力アップにも
なる、ということです。

多くの人が卵の形状
好ましさを感じる、

だったらお店でも
積極的にイラストや
たまごのディスプレイを
していった方が
良いんじゃないでしょうか。

イラストも意外と簡単ですので、
ぜひメニュー表なんかにも
たまごのフォルムを添えて
ワクワクアップにしてみては
いかがでしょう。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2025年10月14日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

そういえば以前
スーパーさんの売り場で
ほかと違う
『さけるチーズ』を見かけて
ちょっと驚いたことがあります。

ひとつだけ、パッケージが
ちがってます。

ふつうは上記のようなパッケージですが、
中にひとつだけ下記のような

めっちゃさける画像が。

おそらく印刷業界でいう
12丁づけとか24丁づけとか
つまり1シートで大きな印刷をして
それぞれのパッケージにカットする際に
こうういうレア包装が一面だけ入るように
してあるんでしょうね。

味はおなじく美味しい!

金のつぶ納豆でも
おなじようなことをしているのを
見たことがあります。

こうやっていつもと違う
特別感を演出するのって
すごくステキですね~。

 

◆日常感が出てしまう食材「たまご」

その観点でいうと、
たまごはちょっと不利な食材でもあります。

あまりに日常になじみすぎていて
あなたのお店のメニューで
たとえば「目玉焼き」を出されても

「家でよく食べるしな。」

なんて感じられてしまう、
特別感がよわくなっちゃう
かもしれません。

 

◆特別感を出せるたまご

反面、
毎日家庭で見ているものだからこそ

「これゼンゼン違う!」

と大きな驚きを作り出すことも
できるわけです。

たとえば
まっ白のオムレツだったり

超濃厚なたまごかけごはんだったり

黄身が2つあるラッキーたまごだったり・・・

限定でも良いので、
なにかレアなたまごをメニューに取り入れる

また、珍しいスパイスと組み合わせるなど
日常感を逆手に取った
繁盛メニューをぜひ
たまご料理では演出してみるべきです。

チーズや納豆だって
日常感が強い、「いつもの」
みたいな感じがあるからこそ、
ああやってパッケージでも
驚きがつくりやすいんだと思うんですよ。

そもそもあまり見てないものだと
見た目がちがっても「そうだっけ?」
ってなっちゃいます。

日常だから → より驚きをつくれる

はひとつの繁盛法則じゃないでしょうか。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2025年08月7日

夏休みにピッタリのたまごアートです。
飲食店さんの店内イベントにも!


こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

夏休みの宿題、課題って
親御さんも大変ですよね。

「なんにしようかな。」

って悩むお子さんに
アドバイスや時には誘導を
しなくちゃいけない・・。

 

ちょっと変わった、
子供と手軽にできるアートに

卵の殻ペイント

があります。

エッグペインティング、と呼ばれ
世界中で親しまれています。

サインペンがあればできて
子供はかなり盛り上がります。

 

さらにこのエッグペイントが
伝統工芸になっている国も。

上の写真はウクライナ伝統の
たまご芸術「ピーサンキ」

こんな芸術品まで高められたら
楽しいでしょうね!

でも、ここまですごくなくても
自分オリジナルの絵柄を付けるだけでも
めっちゃ楽しいです!

そして!
開催中の大阪・関西万博パビリオン
「電力館・可能性のたまごたち」で本日まで
たまごのカラアートペイントコンテスト
やっています。

審査員はあのパラパラ漫画の鉄拳さん。

パビリオンに
鉄拳さんのたまごアートが。

これは素敵ですね~!
さすがのセンスです。

 

このアートコンテスト
実は本日までなのですが、

下記の方法で応募できます↓

応募方法
①X(ITwitter)電気事業連合会アカウント
(@denjiren)をフォロー
②#可能性のタマゴコンテスト
をつけて
タマゴに描いたアート作品の画像と一緒に
X(旧Twitter)にて投稿

ぜひチャレンジしてみてくださいませ~。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2025年07月25日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

大阪万博「EARTH TABLE」エリアに
ニチレイフーズが未来的なレストランを
出していまして、食べてきました。

「ロボット調理の冷凍食レストラン」

チャーハンはお好みのトッピングで
自動調理、理想の焼き具合にしてくれます。

おいしかったですね。

 

待つ間のカベに、パビリオン的な
これまで&これからの取り組みが
掲示されていまして、

これがちょっと面白いんです。

2025年「ニチレイが考える未来」として

宇宙×冷凍」にチャレンジ

「世界中の余った食料を宇宙へ送り、半永久的に保存します。」

とのことで、これはなるほどです。

たしかに
宇宙は何にもしなくても氷点下がフツーの環境。

というか太陽の当たらない裏側は
一瞬で―270℃です。

エネルギーをかけなくても
大量の食品を凍らせて保存することが
可能なわけです。

そして
足りない食料を適宜取り出してくる。

さらに慣性飛行を活用すれば、
輸送エネルギーさえあまり使わない
ムダのない食料社会が実現するかもしれません。

すっごくワクワクしますね。

 

◆理念ビジョンって大事!

こういう「すごい夢を語る」のって
働くスタッフさんにとっても
めちゃめちゃ大事ですよね。

なんの関係もない小林が
これだけワクワクするんですから、
働く人やそのご家族・周囲の人の
感じる使命感や期待感はすごいんじゃ
ないでしょうか。

 

「僕たちは地球をキレイにするんだ。」

とぶち上げて会社を激変させ
地域の就職人気企業ナンバーワンに
なったゴミ処理会社を知ってますが、

どんな業種でも働く理想って大事です。

もうすぐ父の日ですが

「オレの会社って
宇宙を利用して世界の食糧問題を
解決しようとしてるんだぜ。」

なんて言ってると、
お子さんだってお父さんのことを
キラキラした目でみて
自分が働くのが楽しみになるでしょうね。

 

◆気になる!たまごの殻の冷凍技術!?

あと、そのニチレイレストランの
ディスプレイに、卵の最新研究が描かれてました。

「卵の殻×花」

という最新技術テーマが。

しおれる前の花
いままで捨てていた卵の殻

この2つをかけ合わせることで

「食べられる花束」

が完成するのだとか。

 

えー!それスゴそう。

『見て楽しい、食べておいしい。
これまでにないまったく新しい
食の価値が生まれるかもしれません。』

なんて書かれてまして、
めっちゃ気になります。

◆食材としての卵殻はスゴイ

もともと食品って
卵殻の粉をつかうものがけっこうありまして
ニチレイさんの商品でも活用されています。

卵殻を混ぜることで
食感が軽めの揚げ物にできたり
気泡を安定させたりメリットが
いろいろあるんですね。

上記の『卵殻の花束』は

最新の冷凍粉砕技術
活用するそうですが、

ニチレイのサイトをみても
あまり詳しいことがわからないんですね~。

 

ぜひ食べてみたいものです。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2025年06月12日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

大阪万博コモンズパビリオン
カリブ海の島国「セントルシア」で

面白い調味料を見かけました。

黄色いソースでよく読むと

「バナナケチャップ」

と書いてあります。

これトマトじゃなく
バナナをつかって作られた
黄色いケチャップなんです。

セントルシアから来たスタッフさんに
会場でいろいろ聞いてみたのですが、
たまご料理ともよく合うのだとか。

「どんな味ですか!?」

「おいしいよ!
興味ある人けっこういそうだから
こんど試食会してみるよ。
チャレンジしてね!」

とのこと。

うーん、食べてみたい!

 

◆理にかなっているバナナケチャップ

ケチャップの濃厚さって
甘旨味と酸味のハーモニーなんですよね。

トマトにはうまみ成分のグルタミン酸が
多く含まれるのは有名ですが
実はバナナにもけっこう含まれています。

100g中120㎎ありまして
なんとリンゴの10倍。

バナナをケチャップにするのは
理にかなっているんですね~。

 

◆発祥は戦時中のフィリピン

ちなみに
バナナケチャップ発祥は
中南米じゃなくてフィリピンです。

第二次世界大戦中にトマトが不足した際に
いっぱい採れるバナナで
ケチャップをつくったのが始まり。

中南アメリカでトマト発祥→トマトケチャップ発明
東南アジアでバナナ発祥→バナナケチャップ発明
→→中南米の島国でバナナケチャップ特産に

地域がクロスしていて面白いですね~。

 

ちなみにフィリピン版バナナケチャップは
日本でも入手できます。

ちょっと甘みありますけど
美味しいケチャップです。

ですが、大事な一点が
セントルシア製のものと
違っています。

それは、「赤い」こと。

トマトの代用だったので
『赤い色付け』をしているんです。

 

うーん、もったいないなぁ。

「バナナでできてます。」

というせっかく差別化できる
アイデンティティがあるのに、

「同じだね~。」

といわれる方向に寄せるのはもったない。

黄色にして「違い」を打ち出す
セントルシア製バナナケチャップの方が
今後の繁盛面でみると正しい気がしますね。

 

◆たまご料理に合う理由

卵の旨味と食感は
『甘み』と相性が良いので
ちょっと甘い調味料がよく合うんです。

甘い卵焼きはもちろんのこと、
オイスターソースとかもそうですね。

ちょっと甘めなバナナケチャップは
ストーリーとして合わせる価値がありそう。

 

サフランライスを卵でつつみ
バナナケチャップをかけた

黄色づくしオムライス

なんてすごく面白そうです。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2025年06月5日

こんにちは!
たまごのソムリエ、こばやしです。

地元にいらっしゃった
「さくらサーカス」公演を観てきました!

やはり近くで見るのはド迫力!
ライブの魅力、感動がありますね~。

 

僕は趣味で大道芸とマジックをやってますが、

かつてyoutubeが流行りはじめ
ショート動画で『芸の切り取り』が
広まった際に、

「目新しさがなくなって
大道芸やショーは廃れるのでは…!?」

なんてパフォーマーの間で
心配が広がったことがあります。

それから十数年。
サーカスはいまだ大入り満員です。

眼前の楽しさと小さいスマホ画面に
これだけの差があるならば

「杞憂だったな。」

と思いますね~。

 

そして、ひとつ
ちょっとした驚きがありました。

それは、
さくらサーカスさんが

公演中の写真撮影が
すべてオッケー

だったこと。

「どんどん動画や写真を撮って
タグを付けしてネットにアップ
してくださいね♪」

と公演中に何度も
アナウンスがありました。

 

これってかなりすごいことなんですよ。

サーカスって
危険な技がたくさんあります。

暗い会場内でパフォーマンス時には

「撮影フラッシュが光ると
ヘタしたら大ケガだ。」

以前はそう言われていて、

「演技中は撮影禁止」

僕が知る限り
これはサーカスのかつての常識でした。

 

ですが、時代は変わったのですね~。

 

考えてみれば、
対策はあるわけです。

演技の体の向きで
カメラが視線に入らないようにするとか。

「どうせ禁止してもやる人が出てくる。
だったらその前提で準備訓練しよう。」

というのは正しいんですね。

 

かつてCDが誰でもコピーできるようになった時

多くのアーティストが憤る中、

マドンナは

「どんどんコピーしていいよ!

その代わり私達はライブを増やして
めちゃくちゃ盛り上げるから。

来ないとわからないよ♪」

と、『体験』を売ったのだそう。

 

そのことを思い出しました。

 

◆「観られる」「撮られる」時代に卵料理は最適かも

そして、
飲食店さんのたまご料理にも
同じことが言えます。

ホテルさんの朝食では
オムレツを目の前で作ってくれる
サービスが以前から人気でした。

短時間で目の前でどんどん変化する
たまご料理って、
すんごくパフォーマンス向きなんですよ。

 

だったら、

「どんどん撮影してね!」

と作っている姿も含め『価値』になるように
発信してみるのは有効です。

これはホテルさんに限らず、

たとえばキッチンの厨房もそうですね。
撮影を“推奨”している飲食店さんは
これからの時代これまでと比較にならない
武器になる可能性があります。

調理だけじゃなく、
洗い物をしているところとか
まかない飯をつくるところとか、
開発会議とか朝礼とか冷蔵庫の中とか
レシピとか・・・

いままでフツーに
見せないルールだったものを
オープン&撮影可にすると、

そのこと自体があなたのお店で
大きな武器になってきます。

 

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2025年05月29日