小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

たまご・鶏のことわざ 記事一覧

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こんにちは!

いい天気が続いてゴキゲンのこばやしです。

さて、表題の「卵を一つのカゴに盛るな。」という言葉。

これは、投資や資産運用、そして経営戦略について語るときに出てくる慣用句です。

卵を運ぶ際に、ひとつの籠(かご)に盛るのではなく複数のカゴに盛っておくと、イザひっくり返して割ったときでも被害は少なくてすむ。

転じて、「リスクは分散したほうがいいよ。」

そんな意味で使われます。

以前ご紹介した経済用語「nest eggs(巣のたまご)」と同じく、「大事なもの・壊れやすいもの」の象徴として卵が使われています。

ちなみに私は先日、大事な仕事のパソコンをクラッシュさせてしまい、苦労して作った資料がいくつかパーに・・。

たまご=データ、籠=ハードディスクと考えて、上記のことわざを真剣に考えるべきでした・・(^^;)

(関連)英文記事で頻繁に出てくる「巣とたまご」ってなんだ? – たまごのソムリエ 小林真作 小林ゴールドエッグ 

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2010年09月13日

海外のニュースを見ていると、経済関連のニュースで頻繁に

「nest eggs」という言葉を見かけます。

「nest」は「巣」のこと。

直訳するなら、「巣にある卵」という意味ですね。

これ実は、「イザというときに備える貯蓄」という意味なんです。

ですから、たとえば

Call for products to help nest eggs keep givingBrisbane Times

このような記事だと、直訳は(巣の抱き卵が与えられ続けるには、この商品をお求めください)ですが、意味は(貯蓄が増え続けるように、商品をお求めください)となります。

「巣を作って卵を温める」というイメージが、貯蓄につながるんでしょうか?

中々興味深いですね。

日本の成句だと「金の成る木を育てましょう」ですかね?

考えた事もなかったですが、こんなところにも農耕民族と狩猟民族の違いがでているのかもしれませんね(^^)

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2010年05月3日

 

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といっても、今回の衆院選じゃありません。

海外のお話。

それは、「卵が先か鶏が先か」というフレーズ。

「chicken and egg situation」 とか、「the chicken or the egg」

と言われます。

もともと海外では、卵の慣用句や格言が多用されるんですが、政治に関しても同じ。

海外サイトで調べ物をしていると、卵関連の記事や文章に交じって、たくさんの政治家の「卵と鶏」コメントが出てきます。

この「結論につながらないどうどうめぐりの状況」を表す言葉、欧米と比べると、意味を知っている人は多くてもあまり日本ではこの言い回しはしないです。

次に多いのが、「金の卵」、「golden egg」。

これは、「金の卵を産むめんどり」の寓話から来ています。

『金の卵を産むにわとりを飼っていた夫婦。その雌鶏の腹の中の金塊をてっとり早く取り出そうとして、腹を裂いてしまいます。結局お腹に金塊は無く、にわとりも死んじゃって金の卵も手に入らなくなっちゃった。』

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こんなお話です。

おおもとを揺さぶりすぎると逆にマイナスになるかもしれないよ、という意味の引き合いで、多くの議員さんがコメントしています。

こちらも案外日本では言われないような?今回の衆院選の中では、まだ聞いたことないですね。

やはり、

「慣用句」「引き合い」は、文化に共通のものがあると、最大限に効果を発揮するからだと思います。

先の「卵が先か鶏が先か」は、キリスト教文化ではメジャーな論題ですし、「金の卵」はイソップ童話、向こうでは知らない人はいないストーリーです。

ガリバー旅行記では、 イギリスの与野党争いを「ゆでたまご」の剥き方に風刺されていますし、案外、海外では「たまごと政治」のつながりは深いのかもしれませんね。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2009年08月22日