小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

ようかんは
プラスチック爆弾と似ていて
保安検査でひっかかる人が
けっこういる

とSNSで話題になっていますね。

 

 

 

なるほど!
ビニールに包まれていて
みっちりとした細長い固形物、
たしかに似てますね~。

こういった「カタチ」って
慣れた文化の中では
当たり前だけど、

その外にいる人たちにとっては
面白い違和感になることが
あるんですよね。

 

たとえば
たこ焼きも今では
外国人旅行客に大人気ですが、

以前は
丸っこくてかわいらしい形状から
甘いスイーツやキャンディーの味
想像し、食べて塩味でビックリする
海外の人が少なくなかったそう。

◆世界共通のイメージはメリット

反面、共通しているものもあります。

たとえば『消火器』なんかは
世界的にどこでも

『赤色の丸いつつ』

でほぼ同じですが、これは
一瞬で視認しないといけないから
なんでしょうね。

そういう意味では、
実はたまごはそのカタチには
すごいメリットがあります。

 

◆たまごイラストは魅力たかい

上がすぼんだ楕円形を描くだけで
世界どの国の人にも
「たまご」だと分かってもらえる、

これって意外と
すごいことなんですよ。

つまりコスパ良すぎ!

たとえば
牛肉や豚肉の魅力的なイラストを
あなたのお店のメニューに
描こうと思ったら、

「あらカワイくて、おいしそう!」

なんてイメージを出すのは
けっこう難しいですよね?

でも、卵だと
時間がないときに
パッとPOPに描いても
それなりに目を惹く絵柄に
なります!

 

また、
その滑らかな楕円のフォルムに
本能的に引き付けられやすい、
そんな卵フォルムのメリットが
報告もされています。

たとえば
デジモンやポケモン
魔法少女など、

アニメの小道具でも
卵を模したものが多く使われますが、
これは小さい画面でも
象徴やアイコンとしてはっきりわかる
メリットがあるからですね。

それだけわかりやすい

と言えます。

 

ぜひ、あなたのお店のPOPや
メニューなどに、
目を惹く卵キャラのイラストを描いてみませんか?

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2026年02月6日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

いまなお戦禍にあるウクライナから、
こんな記事が出ていました。

『ウクライナ、2025年に過去最高の20億5000万個の卵を輸出、収益を押し上げる – オデッサジャーナル』
“Ukraine Exports Record 2.05 Billion Eggs in 2025, Boosting Revenue – odessa-journal”

「ウクライナ家禽連合が報告したところによると、2025年にウクライナの卵生産業者は20億5000万個の卵を輸出し、前年比65.6%の増加となった。金額ベースでは、2025年の12か月間の収益は2億190万ドルに達し、2024年比で2.8倍増加した。~~」

20億個・・って
なかなかすごいですね。

日本円にして324億円の収益、
さらに鶏卵加工品で4,780万ドルの収益
(約74億円)を生み出している、

しかも
輸出量は前年比6割増え、
収益が180%増ですから
利益率もかなり向上しているように見えます。

なかなかの成長産業じゃないでしょうか。

ちなみに出荷先のほとんどは欧州です。

 

◆〇〇被害で大減産の欧州へ救世主に

なぜなら欧州での鳥インフル被害が
ものすごいんですね。

直近の2025年は、
例年を上回る被害が出ています。

 

たまごって、
鳥インフルが発生すると
生産量が回復するまでに
何年もの時間がかかる
んですよね。

昨年今年と
記録的な高騰になっている日本も
同じ理由です。

ウクライナはそんな欧州を
サポートする展開になっているんですね。

また、記事には書かれていませんが、
EUでは2012年以降、
動物愛護の観点から

たまごは大量生産ではなく
放し飼い平飼い・広めのケージなどの

単価が高くても
手をかけて育てる方式に
切り替えています。

とても良い事ですが、
安定供給の面では
難しさがあるのも事実で、

もしかすると、
そのことが輸入を必要とする
理由になっているのかもしれないな・・
と、こばやしは思っています。

 

◆「鶏卵の助け合い」が世界トレンドに?

昨年は米国でも
1億6千万羽のインフル大被害が出ましたが、

そのことが
南米のブラジルや欧州のトルコ、
アジアのインドから
たまごの輸入をするきかっけになりました。

そんな米国もこの冬は、
鶏インフル被害の大きい韓国へ
2百24万個の卵を臨時輸出しています。

 

大発生した国へ
生産余力がある国が
輸出サポートする

こんな流れが、
顕著になりつつありますね。

そうなると日本はどうなるか・・・

日本は国産たまごのクオリティが
めちゃめちゃ高く、
生食前提で世界的に見ても
高品質です。

そのため
卵の輸入は加工食品向けのみ、
わずか5%と少ないんですよね。

 

このあたりも、
「たすけあい」的な
世界トレンドのなかで

遠くない将来には
食べる方の考えが変わってくる
・・・かもしれませんね。

 

大不足→高騰するよりは
すばやく海外産のたまごでサポート
するのがあたりまえ、みたいに。

または助け合いの輪から日本だけ
外れちゃうなんてことも・・・!?

 

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの海外ニュース 2026年01月31日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

笑点の最長老、
落語家・林家木久扇さん
亡き師匠、彦六について語る一席があるんですが、

その中で、
木久扇さんが師匠から

「最高にうまい
トリの食べ方」

なるものを教えてもらうエピソードがあります。


うめえトリを食べたいなら、
千葉の外房のやつが最高だなぁ。

各々の家で放し飼いにしてるから
まず肉がいい。

それを
ぽかぽかとイイ陽気の日に、
こうグッと捕まえてだなぁ

そのまま首だけ出して
地面に埋めるんだ。

 

そして、その後ろで
焚火をする。

 

木久扇さんが

「それじゃあ、暑いじゃないですか。」

と聞くと、

 

そうだぁ。
トリは
あつくってたまらない。

そんで、頃合いを見て鶏の前に
醤油を混ぜたものを皿に入れてだす。

 

するってぇと、

のどが渇くから
鶏はそれを
ぜーんぶ飲み干すんだ

それが全身にしみわたったのを
さばいて食べると、

これがうまいのなんのって。


・・・という調理法。

 

「師匠、それご自分でやってみたんですか?」

「いんや、まだ喰ったことねぇ。」

なんてサゲのお話しでした。

 

ちょっと残酷な気がしますが、

「たしかに旨いかも。」

と思わせる
イマジネーションがさすがです。

じっさいのところは
醤油も日本酒も口に入ると
アミノ酸や糖といった最小単位の
栄養素に分解されちゃいます。

食べたものが
直接体に染み込むわけじゃないので
肉に風味がつく、なんてことは
ないんじゃないかなぁ。

そうじゃないと僕たち人間も
み~んな味噌や醤油の香りを
体からただよわせてないといけないですから。

 

師匠・林家彦六さんの考えた
ヨタ話だと思いますが、

この彦六さんは
怪談話の大家」と言われるほど
ちょっとコワイお話が得意な方でした。

 

このニワトリ調理方法も
残酷ですが
いっぺん食べてみたいと思わせる、

そして
「それくらいはやるだろうな。」
とも感じさせる
絶妙にありそうな調理法で、

人間の業を肯定した
さすが語り手のプロの
魅力ある作り話だと思いますね。

 

◆美味しいV.Sかわいそう

いまこんな料理をお店で出したら
「かわいそう!」と炎上しそうですが、

 

歴史的に見ると
『おいしさ』のために
調理が残酷に見える料理って
まぁまぁあるんですよね。

 

東南アジアにある
ひよこになる途中の卵を茹でる

ホビロン(バロット)なんかも
「ちょっと残酷じゃない?」なんて
意見を見ることがあります。

また、
大量にエサを食べさせて
肝臓を太らせて食べる
フォアグラなんかも

かなり歴史が長いですが
現代では批判が強くなっています。

中国には
風干鶏(フェンガンジー)」という
料理がありまして、

鶏肉にスパイスを詰め
風に干したものなんですが、

 

本来の作り方は
生きたまま羽をむしり
内臓をおしりから抜いて
すばやく炒り塩と香辛料を詰め、
まだ生きたまま干すんだそう。

味が濃く風味がよくて栄養たっぷり、
蒸すとメッチャ美味しいんだとか。

腐らせない工夫かもしれませんが、
なかなかの残酷さです。

 

◆コツは『残酷そう』の魅力だけ残す

ですが現代では
この『風干鶏』(中国語で“风干鸡”)は、

ちゃんとしめてから調理する
かわいそうじゃない方式に変え、
その味の魅力だけを残してブランド化しています。

現在300社が生産し、
湖北省の無形文化遺産になってます。

 

結局のところ、
おいしさと過激さは紙一重のところがあります。

一昨年に世界的にバズった
韓国発の「麻薬卵」も、
その危険っぽい名前が多くの人に広まる
ひとつの理由になっていました。

「あぶなそう、残酷そう!」

「でも実はそうじゃないんだ。」

みたいなのが、
あなたのお店の新メニューでも
魅力を際立たせるコツなのかもしれませんね。

 

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

(参照:林家木久扇「新作落語・彦六伝」)

カテゴリー | ソムリエ日記 , 鶏さん・鳥さんのコト 2026年01月27日

大企業のたまご使い分けの工夫って
なかなか面白いんです。

飲食店さんで面白い応用ができるかも!


こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

『マクドナルドには
4タイプのたまごがある』

というのをご存じでしょうか。

 

◆4つのたまご!?

米国のマクドナルドでは、

ラウンドエッグ

スクランブルエッグ

フォールドエッグ

ソーセージブリトーエッグ

という4つを店内で
使っています。

元マクドナルドのコーポレートシェフ、
マイク・ハラッツさんいわく
これらは『全部違う卵』で、
つまり

卵の使い分け

をしているんですね。

 

まず
ラウンドエッグとは『目玉焼き』のこと。

月見バーガーなどに入っているアレです。

オーダーがあってから
一つずつ割って焼きます。

これは『最良品質』の
新鮮たまごを使うのだとか。

たしかに目玉焼きって
鮮度がよく、張りがしっかりしていないと
キレイにつくるのが難しいんですよね~。

味だけじゃなくって提供する手間、
オペレーションにもかかわる問題です。

 

次にスクランブルエッグ

ビックブレックファスト、
つまりモーニング用のメニューに
パンケーキとともに出される
スクランブルエッグです。

日本でも以前メニューにありましたよね。

 

これは『液卵』で作ります。

スクランブルエッグは
たまごの混ぜ具合、
均一さが大事になってきますので、

すでに殻を割って中身をかくはんした
卵液を使うんです。

理にかなってますね。

米国や英国では上記のように
液体でパックに入ったものが売られています。

 

3つ目に
フォールデッドエッグ(フォールドエッグ)。

たまごを薄く焼いて
折りたたんだ料理です。

日本だと薄焼きを細切りにして
ちらし寿司にしたりしますよね。

あれをシート状のまま
折りたたんだ感じです。

この薄焼き玉子は、
冷凍ができます。

なので、専用の調理場で
作って冷凍したものを
店舗で解凍調理しているそう。

 

逆に言うと
カラに入った普通のたまごは
冷凍できません。

黄身が変性して食感が変わっちゃいます。

 

ですが、うすーく焼いて
急速冷凍すると、
食感に違和感を持つことなく
解凍して楽しめるんですね。

 

最後に
ソーセージブリトーエッグ

ブリトーは
小麦粉でうす~く作ったパン
「トルティーヤ」で、
いろんな肉や野菜などを巻いた
メキシコ発の料理。

日本のスタバにもありますよね。

 

米マクドナルド・ブリトーは、
ソーセージ炒り卵っぽいものを
巻いた定番メニューです。

この『炒り玉子』も冷凍できまして
別の調理場で調理冷凍したものを
現場で解凍して使うんだそう。

 

以上、
4つのメニューで
4つの卵、

・殻つき新鮮卵

・液卵

・薄焼き

・冷凍調理たまご

を使い分けているんですね~。

 

◆たまご使い分けのメリットはいろいろある

チェーン店であるマクドナルドは
このような使い分けなのですが、

あなたのお店でも
「卵の使い分け」が
大きなメリットになるかもしれません。

たとえばサイズ。

同じ10㎏サイズの箱であっても、
小さいたまごサイズなら個数が多く採れるので
目玉焼きや釜玉うどんなどのメニューに
コストを下げながら使えます。

反対に大きいサイズ卵なら
カラの割合も少なく割る回数も減らせるため、

オムライスや玉子焼きを使うのには
とても向いています。

スペースは取りますが、
使い分けをすることでコストや手間を減らし
味を美味しくできるんですね~。

 

たまごの使い分け、
ぜひ取り入れてみませんか?

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

(関連:卵サイズを使い分けると利益がめっちゃ増えます | たまごのソムリエ面白コラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2026年01月24日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

たまご鶏のことわざ第96弾、
今回はバスク地方(フランス・スペイン)から。

<メンドリが手に入った
と思えば金曜日>

「運が悪い」の意味になります。

手に入ったのに・・!?
金曜日だとなぜダメなんでしょうね。

 

これは
キリスト教の風習から。

 

昔のカトリックでは金曜日

『肉類を食べちゃダメな日』

と決まっていました。

そして、鶏肉って
内臓に近い肉が多いため
牛やヒツジよりもいたみやすく

手に入ったらすぐ料理して
食べないといけないんです。。

なのに

木曜日まで食べたくても
手に入らなくって、

やっとゲットできたと思ったら
肉食べちゃダメな金曜日・・!

タイミングが悪い。
え~~そりゃないよ。

 

・・・ということわざです。


「あのライブ行きたいって
言ってたよね。
チケット手に入ったけどどう?」

「え~!その日は出張だよ。」

「残念!
“メンドリが手に入ったら金曜日”
ってやつか~。」


みたいな。

 

「うれしい事だけど
タイミングが悪い」

まぁまぁ起こり得る
事だと思いますが、

日本語でこの
シチュエーションを表す
ことわざって
そういえば無いですね。

なんででしょう。

 

ちなみになんで金曜日に
肉類がダメかというと、

キリストが磔にされたのが
金曜日だったから。

この習慣は今でも残っていまして、

地域によっては
イースター直前40日間(四旬節)の
金曜日にかぎり肉を断つこともあります。

日本でも
お盆に肉を食べない風習が
ありましたし、
ちょっと似た感じですね。

 

◆むしろ卵を食べる金曜日になった

“禁欲”のためなので
ぜいたく品にあたる肉がNGなんですが、

当初は
や牛乳・バター・チーズなんかも
金曜日はダメ!』に含まれてたんです。

それが、ルネサンスや大航海時代あたりに
卵が安価に手に入るようになり
貧しい人々も食べられるようになったことで

「たまごは贅沢じゃないなぁ。」

となりまして、

欧州の多くの地域で
「卵やミルクは金曜日食べてオッケー」に。

 

現代ではむしろ
お肉が食べられないなら

金曜日はたまご料理!

と積極的に玉子料理を楽しむ曜日に
なっていたりします。
(※宗派や地域によります)

ちなみに
水生動物だから
「ビーバー」「ワニ」肉は
金曜日に食べてOKだったそうで
調べてみるとなかなかおもしろいです。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

(参照:CATHOLIC ENCYCLOPEDIA: Abstinence)

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2026年01月20日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

西洋に
「バッドエッグ」
「バッドアップル」
という表現があります。

これどちらも「悪いヤツ」のことですが、

見るからにワルなのがアップルのほうで、
「見た目じゃ分からない
悪人」が
バッドエッグ。

たしかに卵って野菜や肉とちがい
外からじゃ新鮮なのか悪いのか
分からないんですね。

かといって割ってしまうと、
どのみちすぐ使わなくちゃいけなくなる。

 

なので昔から、

殻の外から鮮度を知る方法
多くの人が関心を持っていたのです。

本日はそんな鮮度チェックの歴史をご紹介。

 

◆ビックリ!?ビクトリア朝の鮮度チェック

ヴィクトリア朝時代の英国で
主婦に大ヒットした家事料理本

ビートン婦人の家政読本』(1861年)には、

卵の鮮度をはかる方法として
こんな手法が紹介されていました。

 

“たまごの太い方に舌を当ててみて温かく感じたら、それは新鮮なたまご”

 

へー!

なかなか興味深いですね。

なぜなんでしょう?

 

2つ可能性がありまして、

ひとつは「気室」の大きさ。

たまごのまるい方(太い方)の先端には
気室(きしつ)という空気のある部分があります。

卵が古くなって
中の水分が蒸発してくると、
この空気が入った部分は大きくなります

室温で保存しているなら
舌で触った場合に中空よりも
中が液体で満たされているほど
ぬくもりを感じる
ということはあり得ますね。

 

もう一つは“湿潤熱”による熱感。

粉薬なんかを飲むと、
「ちょっとあったかい」
という感覚を持つことがあります。

これは、
乾燥している粉が水分で濡れて
溶ける際に弱い熱反応を起こすから。

 

たまごが新鮮で
表面が十分に乾いていると、
舌で触れた際に同じことが
起こる・・・
かもしれません。

卵が古いと中の水分がにじみでてくる
ことがありますし、
また保存場所に湿気があると
日持ちがしないこともあるでしょう。

表面の乾燥ぐあいが、
温かさ=鮮度チェックとして
機能していたのかもしれません。

 

◆中身を「視る」卵チェックに

その40年ちかくあとの米国。

南北戦争の兵士を支援する
婦人互助会のフローレンス・エックハルトさんが

こんな鮮度チェックを提案しています。

“清潔で殻が薄く、長めの楕円形で、先がとがっているのが良い卵だ。卵を光にかざしてみて、卵白が透明で卵黄が真中に位置していれば新鮮で、そうでなければ古い。”

なるほど
光で透かして中身をチェックしよう
という手法ですね。

 

とがった卵がよい、というのは
科学的には否定したいところですが

黄身の張りと盛り上がりが強い
『若い鶏』のたまごは
シャープで細長い卵がやや多めなので、
そのことを言っているのかもしれません。

この光で透かしてチェック、という方法
じつは現代の卵チェックと同じなんです。

 

◆現代の検査工程でも光で透かす!

透光検卵」といいまして、
たまごに下から光を当て、

中身を透かして
ひび割れをチェックしたり
血が混じったり腐ったものが
万一にも混ざらないように
取り除く工程なんです。

当社選別工場にもありますが、
とても優れた検査方法です。

人の目でのチェックもしますが、
ウチの最新メカでは機械で一瞬で
中身を透かして判断してくれています。

百年以上前のノウハウが、
現代技術でちゃんと活かされているのは
なかなか興味ぶかくてスゴイですね。

 

ちなみに前述のエックハルトさんは
別の卵鮮度チェックとして

“水の中に置いてみると、横になれば新鮮でタテになれば古く、もし水に浮かぶなら腐っている。”

ともおっしゃってまして、
これも現代にしっかり継承されていて、

鶏卵鮮度チェックの豆知識として
語られることが多いですね。

いろんなチェック方法がありますが、
賞味期限が分からなくなった卵は

「しっかり加熱して使う」

「割って中身をチェックして使う」

を心がけていただければと思います。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

(参照:『卵の歴史』『the EGG』)

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの歴史・文学・文化学 2026年01月17日