小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

たまごマニア 記事一覧

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

真田丸、面白いですねー!毎週楽しみに見ています。

戦国時代ですから、防衛のために「城」を築くエピソードが結構でてきます。

さて、世界にはなんと!たまごを使って建てられた城があるんです!

ひとつは、アフリカ大陸の東、マダガスカルにある『アンブヒマンガの丘の王領地』。

tamago_shiro_2016.jpg

二重の城壁と掘で囲まれ7つの門が設置された王宮なのですが、現存しているその城壁が卵白で石を固めて造られたものなんです。 つくられたのは238年前

tamago_shiro20162.jpg

なんと1600万個のたまごを使って建てられているのだとか。すごいですね。

もうひとつは、フィリピン・セブ島にある『サンペドロ城塞』。

tamagoshiro_san.jpg

1738年にこの島を占領したスペイン人がムスリム侵攻を防ぐために建てたもので、税金がわりに住民が持ち寄った鶏卵を“接着剤”として岩を固め建造したと言われています。

 

こちらは278年前

どちらも2百年をゆうに超える長い年月を耐えており、今なお強固な建築物となっています。

◆なぜ卵をつかうの・・・!?◆

これは、ようするに「セメント」なんですね。 石灰石や粘度と卵白がまざることで、乾くと強くて固いつながりをもつ接着剤になります。

実は現在でも卵を使った最新のセメント建築技術が生まれておりまして、つい先月にも大成建設が「このたび『卵白から作製した生分解性セメント固化剤』を開発した」という発表をだしています。 作業性良好で低コストなんだととか。

taisei_tamago_shiro.jpg

マダガスカルとフィリピン

距離にして約9千キロ、

直行便の飛行機でも15時間かかる、

遠く離れた2つの国で、現代でも用いられている高度な建築技術が使われているとは、なんだか驚きですねー。

しかもそれが卵!なんですよ^^

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2016年02月23日

smokedsalmon_scrambledegg6.jpg

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

温かい料理がうれしい季節ですが、

「冷めた玉子料理」は、お弁当などいろんな面で活躍の場がある、美味しさを求められるシーンもわりかしある料理であったりします。

本日は、冷めても美味しいスクランブルエッグ・いりたまごのコツを少しご紹介します。

まず第一のコツは、「マヨネーズ」

卵2個に対してマヨネーズ大さじ1を入れるだけで、冷めてもふんわりと柔らかくて美味しいスクランブルエッグになります。

第二のコツは、「ちょっと砂糖を足す」

冷めた料理は特に「甘み」を感じにくくなりますので、いつもよりすこーし甘めの味付けにする、これだけでちょうど良い味になります。

また、砂糖によって卵タンパク質の熱変性が抑えられるため、黄身の固まる温度が高くなり、ふんわーりした食感をコントロールしやすくなるというメリットもあります。

ぜひお試しくださいませ^^

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:お弁当の玉子焼きを美味しくつくる、3つのコツ – たまごのソムリエ面白コラム

(関連:たまご焼きはなぜ甘いか?(お砂糖の意外な効果) – たまごのソムリエ面白コラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2016年02月13日

kotowaza2015121.jpg

こんにちは。たまごのソムリエ・こばやしです。

たまご鶏のことわざ第33弾、今回は中国から。

<斗酒隻鶏(としゅせきけい)>

直訳すると、一斗の酒と一羽の鶏

と言う意味ですが、

 

これは古く中国では

死者を弔う際に用意されたもので、

転じて『亡き人へ哀悼をし、しみじみ想う

という意味になります。

 

友人を亡くし、斗酒隻鶏の想いに暮れています。』…なんて風に使います。

この言葉は、以前紹介した故事成語の“鶏肋(けいろく)”と同じく、

三国志の英雄・曹操さんが由来となっているんです。


むかしむかし、

橋玄(きょうげん)さんという方がおりました。

 

将軍にまでなったすごくエライ方でして、

まだ無名だった曹操さんに会い

こんなスゴイ人物は天下に見たことが無い。 きっと乱世の英雄となるだろう。 老いたワシの妻子を託したいくらいだ。

・・・とたいそう高く評価し、

曹操さんが世に知れ渡るきっかけを作ったというエピソードがある方です。

sousou_kotowaza2.jpg

この『斗酒隻鶏(としゅせきけい)』の言葉は、

曹操さんが将となったのち、

亡くなられた橋玄さんのお墓を、

大礼を尽くし祀った際に捧げた一文です。

 

この橋玄さん、

豪胆な性格だけれども

下位の者には決して威張らず

いつもへりくだった態度で接し、

 

橋玄さんの地位を利用して出世した一族の者は

一人もいなかった、

と言われる清廉な方でした。

 

そんな方が

『曹操はスゴイやつだぞ。』

と周りに伝えていたわけですから、

そりゃぁ評判にもなるってものでしょう。

 

出世した曹操さんが

その恩をずっと忘れずにいたことも、良い話ですね。

 

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2016年01月27日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

毎年年初は干支と卵に関してコラムを書いています。本年は申(さる)年ですが、

サルと卵、というと「さるかに合戦」です!

えェ・・・!?

なんのこっちゃ。

と、思われることでしょう。

実は、1887年教科書に『さるかに合戦』が掲載された時はなんと!栗のかわりに卵が火の中から爆裂してサルを攻撃するというストーリーだったんですね。

tamago_sarukani2.jpg

ちなみに足をすべらせる牛糞ですが、このときは昆布がその役をしていました。

 

◆なぜ卵だったのか・・・・・・!?◆

実は卵は、急加熱するとカラ内部の水蒸気圧が高まって爆散します。

例えばぜっったいやってはいけない実験として有名なのが、「電子レンジ加熱たまご

仮に沢山の卵を電子レンジに入れて加熱すると、電子レンジごと爆裂→部屋の天井までふっとぶ という結果になります。

いやー、そう考えると卵の方がクリよりも、戦闘力がある仇討ち向きのキャラクターともいえそうです。

最近は、さるかに合戦の「仇討ち」概念がNGということで、父ちゃんカニも死なずラストも「みんなで仲直り」するというマイルドな結末となっているようで、そもそも野蛮だから教科書への掲載自体もダメ!となってきているようです。

なんだか骨抜きでちょっと残念ですね。 ぜひ原作の頃のバイオレンスあふれる(?)ワクワクストーリーもたまには復刻しても良いのではないでしょうか!?

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:ダチョウのたまごを電子レンジすると・・・ – たまごのソムリエ面白コラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2016年01月12日

torii_niwatori.jpg

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

あと少しで新年ですね!

みなさまも明けて、初詣に行かれるかと思います。

さて、この神社に必ずある鳥居

そもそもなんで「鳥」の字が付いてるんでしょうか??

この鳥とは実は「ニワトリ」のこと。

「古事記」「日本書紀」によると、

天照大神(あまてらすおおみのかみ)が天岩戸(あまのいわと)に隠れてしまった際、

知恵の神オモイカネさんが「常世の長鳴鳥(とこよのながなきどり)」ことニワトリさんを一列にならべさせ、その長い美声で天照さまを誘い出そうとしたと記されています。

一説によると、

この伝説にちなんで神前の祭壇にニワトリさんの「止まり木」が置かれたことが、鳥居の起源となったと言われています。

つまり、“鳥居”は鶏さんの座る場所・・・!

そう考えると、たまご屋であるワタクシは、鳥居をくぐる際にまた別の感慨がありますね!

多くの鳥居がならび、トンネルみたいになっている京都の伏見稲荷神社“千本鳥居”ならば、その上にはたーくさんの「神なる鶏」サンたちが止まっているわけです。

面白い!^^;

ここまでおよみくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの歴史・文学・文化学 2015年12月25日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

フランスで定番の“前菜”たまご料理「ウッフマヨ(たまごマヨネーズ)

ゆでたまごにマヨネーズソースを合わせるシンプルな料理ですが、長い伝統から各店さまざまにこだわっていまして、ウッフマヨ最優秀賞なる賞もあるくらい。

その2013年受賞、クリントンやオバマ大統領プーチンさんも訪れたことがあるパリの人気店「オーベルジュ・ドゥシェ(Auberge d’Chez Eux)」さんが、HPでこの最優秀賞受賞のウッフマヨレシピを公開していましたので、翻訳の上ご紹介します。

日本の身近なもので作れるように、私流にちょこっとアレンジしていますのでご容赦くださいませ。

<準備するもの>tamagomayo2013how.jpg
たまご 2個(一人分)
マヨネーズ
塩コショウ
ミックスベジタブル
チャイブ(又はアサツキ)
おろし金 (千切り用)

<つくり方>
1)ゆでたまごを茹でます。 2個の内、 ひとつを『固ゆで』、もうひとつを『半熟』にします。(沸騰してから卵を入れ、8分後と12分後に出すとOK)
2)ミックスベジタブルにマヨネーズと塩コショウ少々を混ぜ、お皿に敷きます。
3)半熟ゆでたまごをタテにカットし、黄身の面を下にしてミックスベジタブルの上に乗せます。
4)塩コショウを少々かけ、その上から『固ゆで玉子』をおろし金(千切り用)でおろします。 上からチャイブのみじん切りをかけて、完成です。

「たまご」と「マヨネーズ」が主役の前菜ですが、見た目にも素敵です。 おろした茹で玉子の食感と丸のままの半熟たまご両方の食感があいまって、かなり面白い風味になります。

ミックスベジタブルの部分は、実際のレシピは季節の野菜を組み合わせています。(セロリ、ラディッシュ、アスパラ、ニンジンなど)

tamagomayo2012.jpg

最優秀賞を受賞するだけあって、大切な人への大事な食事にもピッタリです。ぜひ、おウチでステキなクリスマスディナーを!というときにおためしくださいませー。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:レストラン名誉!仏のたまごマヨネーズ最優秀賞って何だ!? – たまごのソムリエ面白コラム)