小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

たまごマニア 記事一覧

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

ゆでたまごをツルンと剥けると、超キモチイイですよね。今回は、その剥き方のコツを、何回に分けてお伝えします^^

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まず試していただきたいのは、「内部の空気を抜く」ということ。 産みたてのたまごは、内部に炭酸ガスがたくさん入っておりまして、これが膨張したりpHを下げたりして、白身と殻をくっつけちゃうんですね。それでキレイに剥けなくなるわけです。

 

そこで、カラにちょっと穴をあけて、茹でながらガスを抜いてやるんですね。

用意するのは、押しピン

まず、尖ってない方のおしりに押しピンをゆっくり刺します。このときに、深く刺しすぎないように注意してください。

うっかり深く刺しちゃうと、その穴からニョロニョロと白身が出てきてしまいます^^;

そして、いつも通りにゆでる。 これだけです。

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◆たくさん作るなら・・・
とはいえ数をたくさん作るときは、ちょっと大変です。

こんなときは、深く刺さらないようにプラスチックの板や厚紙などに押しピンを固定して、針の刺さる長さを調整してやりましょう。うまく台に固定してやると、次々ギュッと押し付けて刺すだけでちょうどイイ深さの穴があけられます。

ぜひお試しあれー! 

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

 

モノの「コンパクトさ」を謳うのに、

重さはわずか卵一個分!

なんてキャッチコピーを時々目にします。

こういう広告を見るたびに、

「どのサイズを想定してるのかなァ・・・??」

と気になっています。

卵一個の重さ、

といってもかなりの幅があるんですよねー。

 

◆法律で決まっている!たまごのサイズ
日本で流通している鶏卵の規格は、SS・S・MS・M・L・LL・3Lと細かく区分されていまして、それによってサイズも重さも全然違うんですね。

例えばこの商品。

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こばやしが愛用している携帯向けバッテリーで、販売サイトを見ると「卵一個分」とPRされています。 スペック重量は「70g」となっています。(http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140610/prl14061010380037-n1.htm

70g…、たまごの規格で言うとLLLのちょうど間くらいですね。

皆さんが普段目にする卵よりは、ちょっと大きいサイズですね。

もちろん「卵一個分」ではありますが、

日本で一番流通している「M」サイズの卵をふだん使っている方は、

あなたのイメージより実質15%は重い計算になります。(^^;)

お買い物をされる際には、ちょっとだけご注意を。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2016年06月15日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

偉人と卵のエピソード第6弾。

今回は
19世紀ドイツの伝説的宰相、
ビスマルクさんです。

ドイツ帝国の首相として
辣腕を振るった方ですね。

諸侯によってばらばらだった
小国プロイセン王国をまとめあげ
ドイツ帝国を確立し、

領土拡大を狙うナポレオン3世
率いるフランスを封じ込めるために
オーストラリア・イタリアと同盟を
結びイギリスやロシアとも協調、

また
エスカレートしていた
アジア・アフリカの植民地奪い合いも

各国の思惑を巧みに操り
均衡させてしまう・・・・・・

とんでもない外交実力者
だったお方です。

 

なにせ
19世紀後半期から
第一次世界大戦までのあいだ

欧州において
ピタリと戦争がなくなった
のですが、

これは
ビスマルクさんの
たくみな外交手腕のおかげ
と言われています。

うーん、すごい!

 

◆日本でも大人気だったビスマルクさん◆

彼は、ドイツを大国にするため
「強いドイツ」を呼びかけ
軍備拡張をおこなったことから、

「鉄血宰相」

のあだ名で呼ばれていました。

 

日本でも、
この方の大ファン(?)が
当時たくさんいまして、

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明治の総理大臣、伊藤博文サンは
ビスマルクさんのマネをして
人前で葉巻を吸っていましたし、

“陸軍の父”山縣有朋さんは
家にビスさんの銅像を飾って
「日本のビスマルク」を自称していました。

 

旧500円札でおなじみ
岩倉具視さんや、

明治維新の立役者・大久保利通サンも

「あの人はスゴイ!大先生だ!

と手紙で評しており、
大きな感銘を受けていたようです。

 

 

◆大人気!ビスマルク風料理とは!?◆

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さて、
このビスマルクさん
卵料理が大っっ好き
だったんですね。

とにかくいろんな料理に
たまごをつけ合わせることを
好みました。

「ビスマルク風」

という料理があります。

 

日本でいちばんメジャーなのは、
「ビスマルク風ピザ」でしょうか。

目玉焼きや半熟たまごを乗せた料理
のことを指します。

 

もともとは、
ビスマルクさんがステーキに
目玉焼きを乗せて食べる
のが大好き
だったことから、

『目玉焼きを乗せた料理』のことを
ビスマルク風
と言うようになったんですね。

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これがまたウマい!

 

ハンバーグやピザ、
それだけでも十分美味しいですが、

目玉焼きが横に
チョッと乗っている

それだけで
子供からおジイさんまで大満足!
さらなる笑顔の素敵メニューにランクアップです。

 

たまごの半熟黄味は
旨みたっぷりですから、

料理の塩かどや辛みを
まろやかにしてくれ、

またとろみで口当たりを
滑らかにすることで
より濃厚に肉やチーズのうまみを
引き立ててくれます。

「ビスマルク風」は、
美味しさの観点から実に理にかなった
料理なんですねー。

 

◆美食と質素のとりあわせ

このビスマルクさん、
ドイツ国家の礎を創った方にもかかわらず、
私生活では

「イスとテーブルさえ
あればいいんだ。」

という質素な人柄だったそうです。

清貧な生活を唯一彩る、
美味しい卵料理・・・
・・・なかなか興味深いです。

 

外交手腕をふるっただけではなく、
全国民加入の社会保険制度を立ち上げるなど、
たくさんの方の幸福を願ったビスマルクさんと、

どんな料理でも相性抜群、
お皿の上に表現される
ビスマルク風たまご料理の幸福。

納得のいく組み合わせじゃないでしょうか!

ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。

関連:超たまご好きだったモーツアルト – たまごのソムリエ面白コラム

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

『卵』って漢字は茹で玉子っぽいし、もともとそこからできた文字なんじゃないの!?」

・・・・・・という思い付きを当ブログで以前挙げさせてもらったことがあります。

(たまごのソムリエコラム:「元旦と元日の違いって?」)

その後、よくよく調べてみたら、まさしくその通りでして、たまごの見た目から「卵」という文字ができたのだということを知って、ちょっとビックリしております。(出典:新漢語林)

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ただし、現代中国ではという字は魚や虫も含む広い意味のたまごを指して、鳥のたまごは「」の字を当てるのが通例です。「蛋」の字の方が虫の字が入ってるのにちょっと不思議ですね。

ついでに「鶏」の漢字はというと、これも「見たまま」を表しているのだそうです。

左の「夫」っぽい部分は「奚」という形だったそうで、糸っぽいところはつなぐ糸(ひも)を表し、下の部分は「飼育する人」をあらわすのだとか。右の「鳥」が飼われているニワトリさんでして、ようするに『昔から人に飼われていたこと』が良く分かる漢字になっているようですねー。

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以前も書きましたが、中国では古来より「犬とニワトリさんは人里の象徴」でもありました。漢字の成り立つ頃からの長い関係、人と鶏さんの歴史にロマンを感じますねー。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , おいしさ雑学 2016年05月3日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

偉人と卵のエピソード第5弾!

今回は誰もが知っている天才音楽家、モーツアルトさんです。

彼は大の卵好きだったのをご存知でしょうか?

『モーツアルト風目玉焼き』

というものがあります。これは、『最低でも4個』のたまごを使った目玉焼きの事を言います。

実際の史実では、6個!

モーツアルトは、自分が作曲する興行師の家に招かれるたびに、必ず食事で黄味6個の目玉焼きをリクエストしたのだとか。

 

◆貧乏からの逆転発想!?
なんでこんなに卵好きだったのか??

それは、『常に貧乏だったから』とも言われています。

モーツアルトは博打好きでとにかく浪費家であったようです。

沢山作曲して、いくら稼いでもその端から使っちゃうわけですね。

うーむ。

お金がない。食べるのにも困っている。とにかく他人の家でごちそうになるなら、栄養のつくものをため込まなくてはいけない!

そこで「卵だな。」

そう考えたんじゃないかというお話ですね。

たまごは完全栄養食とも言われるくらいのバランスよく栄養が摂れる食材です。なるほど理に適っているとも言えますね。

 

◆たまごが産んだ天才性!?
たまごの黄身に多く含まれる『コリン』という物質は、最近の研究によると“記憶を向上させる物質”だと言われています。

アルツハイマーにかかった方の脳からは、このコリンが極端に少なくなっているとの研究結果も出ています。

また、モーツアルトはとにかく記憶力が良かったと言われています。

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12歳の時にローマに行った際、門外不出として譜面持ち出しを禁じられた秘曲「ミゼレーレ」を、大聖堂での歌として聞いただけで全て覚えて写譜してしまったという仰天のエピソードが残っているくらい。

もしかすると、卵好きがモーツアルトさんの天才性に影響していたのかもしれませんね!?

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

関連:鉄血宰相ビスマルクの目玉焼き愛 – たまごのソムリエ面白コラム

関連:川の水をくみ、自分でゆでたまごを茹でていたフランス王 – たまごのソムリエ面白コラム

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

たまご・鶏のことわざ、今回は中国から。

 

<一人が道を得れば鶏も犬も天に昇る(鶏犬昇天:けいけんしょうてん)>

これは『出世した人のおこぼれ(影響)で、まわりの親族まで出世すること』を表わします。

いやー、大学生の半数が「コネが重要」と応えるほどの“繋がり重視社会”な中国らしいお話しですねェ……

◆危機一髪!国王の脱出◆
これは、むかしむかし、「漢」という国を作った英雄・劉邦さんの孫に劉安さんという方がいらっしゃいまして、この方は海南という属地方の王様でしたが、故あって謀反を起こしちゃうんですね。

が、反乱前に発覚してしまい追い詰められてしまいます。 その絶体絶命の劉安さんに、間一髪!神仙が救いの手を差し伸べてくれるんですね。

神仙サマからありがたい霊薬をもらい(レシピを授かり自分で調合したとの伝説も)それを飲みほすと、なんと・・・! フワフワと体が浮き上がり、すんでのところを逃れ天に昇り、仙人となることができたんですね。

そして、その時!

同時に家で飼っていたニワトリさんとワンちゃんまでもがフワフワと浮きあがり、一緒に天まで昇っちゃったわけです。

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このエピソードから、『一人が出世すると、たとえ能力が無くても親族や側近まで出世する』 という意味で使われるようになりました。

以前もお話ししましたとおり、『犬とニワトリ』というと“人間と最も近い動物の象徴”でして、“親族や側近”の比喩としてはうってつけのコンビなんですね。 ちなみに中国の古典では“犬鶏”と書いてあると「人が住んでいる村里」の事を表すくらいなんですね。

中国は、現代でも強いコネ社会なんだそうです。 これは、長い動乱が続いた事から敵味方をハッキリさせ「関係」を重視する風土ができあがったからだとも言われています。

仲間をだいじに。

そう考えると悪い事ばかりでもないのでしょうが、こと“政治”となるとそうはいきません。

日本は、この夏には参院選、全国いろんな方が出馬されます。 鶏犬昇天じゃなく、実力発揮のうえで、政策を戦わせてほしいものですね。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます^^

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2016年03月30日