小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

たまごのソムリエ 記事一覧

先日、数十万個の卵のなか一番小さい卵と一番大きい卵をご紹介しました。が、もっと小さい卵を発見しましたので、ご紹介します。

まずは、前回ご紹介したたまご。

small_coin_0002.jpg

小さいですね。

 

そして、これが今回発見したたまご。

small_Lcoin_0006.jpg

すごい!更に小さい!!どうでしょう!?

・・・、ん?何かヘンだな、と思ったかた、実はそのとおりです。写真一枚目のたまごと、同じサイズです。というか同じたまごです。

実は比較するコインが違います。Laughing

coin_coin.jpg

左はおなじみ10円玉、右はイングリッシュペニーとよばれる英国の硬貨です。 (注:現在は流通してなかったはずです)銅貨なのにゴツくて手にズシっと来ますので、カッコいいですよ。500円玉よりも一回りビッグな大きさです。

たまごの比較ではなくて、たまごを使ったコインの比較でした。失礼しました。

(過去エントリ)本日最大のたまごと最小のたまごを比べてみる
(過去エントリ)今日のいちばんおっきなたまご

本日の徳島はあいにく雨です。けっこう広域で雨だそうなので、ちょっとでも気分が晴れるように、いい天気の木屋平高原(こやだいらこうげん)放し飼い農場の写真をお届けしてみます。(^^)

IMG_6117koyanoujo.jpg

まずは農場の正面。右手に茶畑が見えます。空気が清んで、キモチイイです。

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そして、たくさんあつまったニワトリさんたち。標高が高いため、まだ日陰はちょっと寒いのですが、食欲には勝てないようです。お茶の葉をみんなでつついています。Laughing

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正面から見た写真。結構スリムです。見習わなきゃ。

IMG_6126maruta.jpg

 階段がわりの丸太に乗って遊んでいます。滑り落ちかけて慌てたり、カワイイんです。

私自身、農場へ行くたびにとっても癒されています。この雨天の中、少しでも皆様の心に晴れやかな気持ちをお届けできましたら幸いです。Smile

(おまけ)
割ってみた放し飼いたまごです。

koyadaira_eggDSC_0002.jpg

自家配合の飼料と茶葉や草を食べて育っている事もあり、黄身はレモンイエローで風味はとってもあっさりです。これで食べた出し巻きたまごやプリン、おいしいんですよねー。(^^)

 

(参照)大自然のおいしさ、木屋平高原_放し飼い卵 

(参照)千年の昔、鶏の卵は一年に一個しか生まれなかった。 

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2009年05月7日

当社は家庭用で49種類、業務用で28種類のたまご商品を扱っています。当然産地も違う、飼育方法も、飼料も、ニワトリの種類も、なにより農場の養鶏家さんのこだわりどころも大きく違います。
さて、弊社では日によって多いときには20万個近くのたまごを一日にお届しています。そこで、一日に洗卵選別ラインを通るたまごのなかで、一番大きいたまごと、一番小さいたまごではどれくらい差があるものか、ちょっと調べてみました。

「オオツカさーん、ちょっといいですか?」
「なんでしょうか?」
「今日の仕事で、たまごのいっちゃん大きなのといっちゃん小さなやつをとっといてくれませんか?」
「いいですよー。またなにか実験ですか?」
「ちゃいますけど、とっても大事な用事です。」

—–そして夕方

取っておいてもらったたまごが、こちらです。

coin_s_0018.jpgのサムネール画像

 まずは小さい卵。となりの10円と比べてもらうとわかりますが、相当ちっちゃいです。うずらとそんなに変わらないレベルです。

さて、次に一番おっきな卵。

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これまたケタちがいに大きいです。普通のたまごの倍くらいありそうですね。なんかゴツゴツしてるし。

さて、こんどは色んな角度から一緒に比較してみます。

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カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2009年05月3日

「全国一斉!日本人テスト」(フジテレビ)
日程・・・5月7日(木)放送分にて
時間・・・午後7時放送

 以上の予定にて番組の中で、弊社「究極の親子丼専用たまご」をご紹介頂きます。こちらは加熱することでそのおいしさと特性を最大限に引き出せる、私共自慢の商品です。

私共の取り組みを、皆様に知っていただける事、とてもうれしく感じております。ぜひご覧いただけましたら幸いです。

番組サイトは下記にリンクしております。
 「全国一斉!日本人テスト」HP

カテゴリー | お知らせ 2009年05月2日

昨日のエントリで、「おじいちゃんの焼いてくれたたまごやき」についてのエッセイをご紹介しました。実は私にも良く似た思い出があります。

亡くなった母方の祖母が、プレーンオムレツづくりの名人でした。

中になーんにも入れない、本当にシンプルなオムレツです。

これがまた実にウマかったんです!

祖母には私を含め8人の孫がいますが、正月などに泊まりに行くと朝ごはんに『一人一人の好みに合わせて絶妙の焼き加減』で絶品プレーンオムレツを作ってくれました。

おばあちゃんちから帰るたびに、「あのオムレツをつくって!」と母に頼み込んで困らせたのを覚えています。昨日のエッセイも、なつかしく感じて思わず取り上げてしまいました。

さて、今読んでいる「我が家のチャーハンはなぜパラッとしないのか?」(アステ新書)に、『ふんわりオムレツを作る秘訣』というのが出てきました。

それによると、

スプーン一杯の炭酸水

が必要なんですが、手軽なのでちょっと試してみようと思います。

でもスプーン一杯のソーダ水、使った残りは、どうすればいいんでしょうね。保存できないし、飲むのかな・・・?

カテゴリー | ソムリエ日記 , 料理別・たまごのこだわり , オムレツ 2009年04月29日

産経新聞関西版の「夕焼けニュース」に、『たまごやき 9 小学4年生 大阪市住吉区』というエッセーが載っていました。

「毎日お母さんが作ってくれるたまごやきよりも、おじいちゃんが作るたまごやきの方がずっとふわふわでダシが効いていておいしい、現在闘病中のおじいちゃんに早く元気になっていっぱいたまごやきを作ってほしいな。(以上要約)」

こんなカンジのこころ温まる内容です。

いやー、子供は正直ですね。ほのぼのしていますが、具体的に優劣つけられたお母さんにとってみれば、ちょっとショックかも(^^;)

さて、ほのぼの(?)はちょっとおいといて、

たまご屋としての視点で考えてみることにします。

エッセー全文を読むと、“おかあさんのつくるたまごやき”は『野菜が入っていてしかも焦げている』、そしてお母さんいわく『できるだけ野菜をとりたいし、ちゃんと焼かないと食中毒になったら困るし…』とおっしゃっているようです。

これはしょうがないですねェ・・。

小料理屋さんやレストラン、朝食なんかでは「その場」で食べますから、新鮮なたまごを使う事で、絶妙の食感となる火加減を狙えます。固すぎないふんわりを狙いやすいんです。

対してお弁当では、充分加熱しないと、たとえ一個の菌でも、数時間で数億個まで増殖する場合があります。おいしさだけを優先できないんですよね。栄養も同じです。限られたスペースと時間の中、栄養バランスを表現しなくてはなりません。こりゃーたいへんですよ。

◆充分火を通してもおいしい玉子焼きにするには?
さて、じゃあどうすれば良いでしょう?

 解決策その1:あまりたまごをかき混ぜない事
・・・白身の部分が細かくなってしまうと、食感や(だしまきの場合には)ダシの含み方がすくなくなってしまいます。箸で切るように10回ほど混ぜて、混ざりすぎないようにすることで、多少加熱しても良い食感がでやすいようです。

 

解決策その2:砕いた麩を入れて焼いてみる(ダシまきにする)
・・・砕いた微小な麩が、その隙間にダシを含み長時間置いてもにじみ出ず、じんわりおいしいだしまき玉子にします。いっそ風味味わいで勝負してみては?(※このやり方は超オススメです!メチャウマ)

 

解決策その3:食感を変えにくい野菜を混ぜる
・・・パセリなどの野菜は、沢山入れても卵焼きの食感を変えにくいです。キャベツやパプリカを入れるんであれば、小さく刻んで食感を変えてしまうのが良さそうです。

 

解決策その4:たまごにこだわる
・・・少し大きめのサイズの卵が、白身比率が多くてよい食感が出やすいですね。僕達の「究極の卵焼きだしまき専用たまご」も、白身と黄身の比率そして醤油やだしとの相乗効果をとことん考慮して、農家さんと創り上げています。(ちょっと宣伝)

どうでしょう?日々大変なお母さん、これでおじいちゃんに負けない「お弁当の卵焼き」ができますね!?

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2009年04月29日