小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ニュースに考える 記事一覧

こんにちは!こばやしです。

先週に全日程を終了したAPEC。

さまざまな会合、取り組みの中、こんな食への試みがあったのをご存知でしょうか?

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絵文字:食材表示は一目でOK APECでホテル採用へ 

食材が一目で分かるピクトグラム(絵文字)を大阪市のNPO法人「インターナショクナル」が開発し、横浜市で7日から始まるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の宿泊先の6ホテルが導入する。宗教の戒律やアレルギーによる食べ物の制約を言語を使わず対応する。各国首脳らによるレセプションパーティーのメニューにも絵文字が採用される予定だ。

絵文字はクリーム色の背景に、牛や豚、魚、小麦や落花生など14種類が茶色で描かれている。専門のデザイナーが考案した図案を、国内外の1500人にアンケート調査を経て、どこの国の人でも分かるように改良を重ねた。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20101103k0000e040011000c.html

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そしてこちらがその表記写真

emoji.jpg

なるほど、

たまごやニワトリは、割とわかりやすいと思います。

小麦はちょっと難解ですかね?

とってもかわいらしいデザインなので、使ってもいいかな、という飲食店も多いのではないでしょうか?

落花生なんかはアレルギー症状も重く、死亡にいたることも少なくないですから、文字の読めない海外では死活問題になります。

また、記事にあるように、宗教上の戒律を守る人にとっても、どんな食材を使用した料理なのかを知ることは、非常に重要です。

(食に厳しい戒律を持つ宗教、例えばイスラム教徒の人口は15億7000万人。実に人類の4人に一人もいます。)

この試みが国際統一表記となれば、とてもすばらしいですね。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ニュースに考える 2010年11月22日

toubu_gyokyo_itiba.jpg「東京湾の船から直売始めました!!」──東京湾の船上から、漁師が捕ったばかりの魚をネット販売する試みが始まった。

横須賀市東部漁協横須賀支所の漁師による「東部漁協夕市会」の公式サイトで、東京湾の船上からその日の漁獲物を直販する。

同会の漁師が船上から毎朝、その日の目玉となる漁獲物を出品。ユーザーは写真や動画を見て魚を購入できる。配送は関東圏内が対象だが、午前9時まで注文すると、当日のうちに届くという。携帯電話向けサイトからも注文できる。

東京湾の船上から、漁師が魚をネット直販 – ITmedia News

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うーん、これはスゴイですね!!

ある意味究極の産直だと感じます。

特に 「Twitterアカウント「@yoshieimaru」とも連携。漁の状況をリアルタイムにつぶやくとしている。」と書かれてるのですが、ツイッターの長所を最大限に活かす、素晴らしい使い方ですね。

まだあまりつぶやいてないようですが、例えば

「さっきめっちゃ活きがいいサバ獲れました!今から持って帰るよ!!」みたいな情報が入ってきたら、ワクワクしますよね。 急いで注文してしまいそうです。

「新鮮さ」という価値と共に、「ライブ感」という新しい価値をうまく伝えられたら、大きな強みとなるかもしれません。この辺は、たまごを届ける我々にも、大いに参考になりそうです。

三浦康志氏のメルマガでも、クール宅配便を使っての大々的な全国販売成功例として、南紀白浜の「とれとれ市場」による「南紀の生マグロ」が紹介されています。水産業界も新しい可能性を模索して、かなり熱い状況なのかもしれません。

我々も負けてられませんね!

関連: 東部漁協夕市会ホームページ

カテゴリー | ソムリエ日記 , ニュースに考える 2010年04月19日

 

jiyuuken.jpg

生卵で有名 カレー店「せんば自由軒」破産手続きへ(スポーツニッポン)
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20100225061.html

 

「せんば自由軒」としてカレー店を展開していた自由軒(大阪市中央区)が破産手続きの準備を始めたことが25日、分かった。東京商工リサーチによると、負債総額は約4億5000万円。生卵を落とした独特のカレーで有名だが、本家とされている大阪・千日前の「自由軒」とは別会社。
東京商工リサーチによると、1970年に合名会社「自由軒」から独立して設立。大阪のほか、東京、名古屋などで積極的な店舗展開を進めたが、資金負担や売り上げの低迷で、業績が低迷していた。 [ 2010年02月25日 13:16 ]

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 実は、大阪出張した際、ときどき食べに行ってました。

上の写真は初めて食べに行った時のメモ。

生卵の食感が好きだったんですよね。

オムライス専門店「ハローエッグ」を経営していた「いづみや総本社」の破さんといい、良く行っていたお店、それも卵に関係するお店が無くなっていくのは残念です。

 

 創業企業のうち7割は、10年以内に倒産するそうです。

そして今、倒産が多いのは創業30年を超えた老舗企業。

新しいことに変革していくには組織が固定されすぎていて、

創業から支えてくれた人財がちょうど退職していく時期です。

当社も創業45年、襟を正して新しい価値づくりに取り組んで行かなくてはいけません。

そしてできれば、その変革をワクワク楽しめる会社でありたいですね。

我が社にはまだまだ「宝」が眠っています。全く新しく変えていくのではなくて、これを掘り起こして新しく磨いていくことが、当面のワクワクになります。(^^)

カテゴリー | ソムリエ日記 , ニュースに考える 2010年03月4日

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生食用では国内初?中まで赤いリンゴ(読売新聞)(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091123-00000021-yom-soci)
このリンゴは、外皮が黄色く果肉に赤みのある米国産加工用リンゴ「ピンクパール」と、中野市で生まれた「秋映(あきばえ)」を交配させたもの。
控えめな甘さとほどよい酸味があり、かつて主流だったリンゴの味を思わせる。

ヤフートップ記事の紹介です。

長野県中野市厚貝(あっかい)のリンゴ農家吉家さんという方が作られたそうです。記事を読むまで知りませんでしたが、海外にはすでに観賞用や加工用のものがあるみたいですね。

■健康にどう影響・・?
リンゴの赤い色はアントシアン(配糖体アントシアニン)という物質が主成分。(注1)

抗酸化性があり、最近の研究では筋肉疲労物質の抑制効果があるとの報告もあります。

内部にまでこの色素が豊富にあるのであれば、従来のリンゴよりも「疲れ」や「老化防止」「白内障予防」などに効果があるかもしれません。

 

■おいしさにどう影響するか・・?
視覚と味覚は反応する脳の部位が近く、見た目の色が味に作用します。例えばレモンとライムでは、酸味が同じでも違う味と感じてしまうんです。

加えて、赤は交感神経に作用する興奮色であり、食欲喚起の色でもあります。

「なんだか元気になってきた!おなか減った!」と感じさせる色なんです。

リンゴの中まで赤くなる事で、本来の味以上においしく感じるかもしれません。

そして赤色は温かみを感じさせる体感温度上昇の色でもあります。部屋の内装で試験すると、暖色系と寒色系で3度体感温度が違うというデータもあるそうです。冷たさを演出する料理であれば、通常の白いリンゴが合うかもしれませんね。

個人的には、食べて初めてリンゴの存在に気づく、マヨネーズを使った(白い)リンゴとポテトのサラダが大好きなので、同じように赤いトマトと合わせた(赤い)リンゴのサラダなんか、見た目も面白くて美味しそうに感じます。

 

■ところで・・・

このリンゴに名前はまだない。小学1年の一人娘からは、地区名の厚貝にちなんで「あっかい」にすればいいと言われているという。(記事引用)

あっかいリンゴ。

これはもしかしてダジャレでしょうか・・?

吉家さんが作ろうと思われたきっかけも、この一言だったりして(^^)

(注1)他にキサントフィル(黄)という成分も含んでいます。

キャベツ × ダイコン ≒ ホウレンソウ

これ、何のことかわかりますか?

 

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キャベツとダイコン掛け合わせ 京大など 新野菜開発(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009091800044&genre=K1&area=K00

キャベツとダイコンを掛け合わせた新野菜を、京都市と京都大が開発した。来年3月下旬の収穫を目指し、今秋から市の実験農場で栽培を始める。協力農家と野菜名も募集する。
キャベツの甘みとダイコンの辛みが絡み合った味で、おひたしなどにして食べられる。栄養価は高く、ホウレンソウに比べカルシウムが1・7倍ある。
学名上違う「属」を交配した珍しい雑種で、耐病性が高く収穫量も多い。市農業振興整備課は「あとはどう普及させるかが悩みのたね」という。

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少し前のニュースですが、ずっと気になっています。

あたらしい京野菜」というコンセプトがすごくそそりますね。

おひたしとあるので、使い方はホウレンソウなどと同じで良いのでしょうか?

リンク先の写真を見る限り、小松菜かホウレンソウのようですね。

そして味はキャベツとダイコン。

うーん、食べてみたい!明日仕事で京都に行くんですが、この野菜発売は来春だそうで、まだ食べるのは無理そうです。待ち遠しいです。

あと野菜と「悩みのたね」とをかけてあるのも興味深いです。

整備課の方の「ちょっとうまいコト言うたった」感をかんじます。

 

■卵のビタミンDでカルシウム吸収促進
さて、この新野菜のようなカルシウムの豊富な食品と卵は、とっても取り合わせが良いんです。

それは、卵に含まれているビタミンDのおかげ。

egg_cooking.jpg

 

このビタミンDは、カルシウム吸収を助け、骨や歯を強くする役目があります。

つまり、ビタミンDが不足していると、いくらカルシウムやリンをとっても、体に吸収されないということです。

もともとカルシウムは体に吸収されにくい物質です。牛乳でたしか15%くらいしか吸収されません。

国民全体でも6割以上の人がカルシウム不足であるとのデータもあります。

成長盛りのお子さんや、骨粗鬆症を心配しているご年配の皆さん、

ぜひビタミンDの豊富な魚やきのこ、そして卵を食べてみてください。

もちろん、上記の新京菜や大豆食品のような、カルシウムたっぷりの食べ物とあわせてですね。

「おいしくて健康」の相乗効果のある秋の味を楽しんでくださいませ。Smile

 

 

ichiro_udon.jpg

 

祝 9年200安打 超イチローうどん(朝日コム) 
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000000909180001

大リーグ・マリナーズのイチロー外野手が史上初となる9年連続シーズン200安打を達成したことを祝う「超イチローうどん」=写真=を、鳥栖市神辺町の手打ちうどん店「めん吉」(西据広社長)が18日から月末までの期間限定で売り出す。イチローの背番号51にちなんで価格は510円。

丸天を使って数字の「2」を、ゆで卵を半分にして「00」をかたどった。さらに日の丸を背負って海を渡った姿を、ゆで卵とたっぷりのわかめで表現した。

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というわけで、ゆで玉子が200安打の00を表しているわけですね。

さらに日の丸をイメージしているとの事、なかなか素晴らしいですね!(たまご的に)

 

さて、うどんではないのですが、イチローが「ラーメン」についてある雑誌で語った言葉をご紹介します。

 

「僕、ラーメンを作るのが好きなんですけど、

ラーメンをゆでるときに、

三分間をストップウォッチで測らないとダメなようでは、

一流じゃないですよね。

菜箸の先で、麺のカタさを感じることができないといけないわけで」

 

うーん、なるほど。

「プロとして自分のできること」を追求するイチローの姿勢が良く分かる言葉ですね。

プロであれば、ここ!という、感覚を研ぎ澄まし、常に意識しておくべきポイントが必ずあるはず。

それがヒットを打った時の感触なのか、それとも卵を手に取った時の重さや手触りなのか、釘を打つ時の木の堅さなのか、

職業で違いはあれど「ここだけは人任せ・機械任せ・惰性でやっちゃダメ!」っていう点を、どれだけ深い感覚として持ち、そして意識し続けるかが「一流」の条件なんでしょうね。

※写真は記事リンク先より参照しています。
※参考文献:イチロー思考 孤高を貫き成功をつかむ 77の工夫 (東邦出版) 

カテゴリー | ソムリエ日記 , ニュースに考える 2009年09月21日