転ぶ卵も止まる角がある。【たまご鶏のことわざ101】

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
たまご鶏のことわざ 第101弾、
今回は韓国・北朝鮮です。
<転ぶ卵も止まる角(かど)がある。>
(달걀도 굴러가다 서는 모가 있다)

どんなことにも必ず終わりがある、
という意味です。
たまごが転がると
どこまでも行ってしまう。
どうにも止まらない・・・。
同じく次々と続く
自分の大変な状況。

「次から次へ困ったなぁ、
いつまで続くんだろう・・・?」
なんてこと、ありますよね。

そんな人に、
「転がる卵にも止まる角があるさ。」
と温かい言葉をかけるわけですね。

日本のことわざだと、
「待てば海路の日和あり」
「やまない雨はない」
でしょうか。

こういう
「なんで自分だけ・・・!」
みたいな苦しい時って、
ことわざとして
普遍性があることを伝えられる、
まるで“世界の法則”と感じられると
気持ちの助けになりますよね。

あと、ことわざって
身近なものに例える言い回しですが、
日本では天候の変化、
韓国では卵が身近な例えになるのは
なかなか興味ぶかいです。
◆実は自然に止まる!?
ちなみに卵はよく転がりますが、
斜面では自然と止まるようになっています。

片側がとんがった形のため
まっすぐ転がらずに戻ってくるのです。
これは木や崖の上で巣をつくるのに
必須のカタチなんですね。
なので
地面にいるワニやカメの卵はまん丸で、
高いガケに住むウミガラスの卵は
もっと転がりにくいように
鋭くとんがっています。

◆もう一つの意味も面白い

余談ですが、このことわざ
「転がる卵も止まるカドがある」は
韓国ではもう一つ意味がありまして、
「ふだん温厚な人でも限界を超えるとキレる」
という表現でも使われることも。

スムーズに転がるようなふるまいで
誰ともトラブルを起こさない
卵のようにやさしい人、
それがコツン、とぶつかり止まるように
いきなり限界が来てドカンと破裂する。

こちらはこちらで面白い表現です。
「犬も歩けば棒に当たる」
ということわざが、
「行動するとラッキーに当たる」
という意味と
「行動すると災難に見舞われる」
という意味の両方があるのと似てますね。

さて、お店ではそろそろ
おでんのシーズンです、
つるん!と卵をすべらせる
お父さんも出てくるかと思いますので
見かけたらぜひ
このことわざを思い出してみてください。
お客様とのちょっとした会話にも
使えるかもしれません。
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。


