小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

たまごの海外ニュース 記事一覧

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

写真のサンドイッチは、リッツカールトンホテルシカゴで期間限定販売されていた、ひとつ100ドル(一万円)のサンドイッチです。

まず上に乗っている目玉焼きですが、たまごの黄身がゴールドになっちゃってるのは、実は本物の黄金。40年物のウェスコンシンチェダーチーズに24金の金箔を絡めたものを、黄身の上にたっぷりとかけてあります。たまごは普通の鶏さんの卵じゃなくて、アヒルです。

パンは一流職人手作りのサワードゥブレッド(ちょっと酸味の効いたパン)をスライスしたもの。それに乗っているのは、スペイン南部の牧草地でドングリをふんだんに食べて自由に育ったイベリコ豚、これを一年半かけて熟成し作り上げた最高級イベリコハムです。

また、バルサミコソースはなんと!100年物を使っているのだとか。さらに白トリュフオイルのソースがかかっています。

更に、普通ならサイドメニューとしてフライドポテトあたりが付くところを、ロブスターのマカロニチーズが添えられています。

うーん、高級な食材が盛りだくさんですねェ。

これを提供するリッツカールトン・シカゴ内のレストラン“ザ・デカバー + グリル”のオーナー、エリック・シェンチナさんは、「こんなに贅沢な食材がふんだんに使われていることを知ってもらえれば、100ドルはお値打ちなんじゃないかとおもいますよ。」と言ってます。しかし、一食一万円だったら、ちょっとしたコース料理だって堪能できるんですよねェ・・・。

たまごマニアとしては上の部分だけ、「アヒルの黄金のせ目玉焼き、40年熟成のチェダーチーズかけ」を2千円くらいでゼヒとも食べてみたいなぁと思うのですがいかがでしょうか!?ウチの会社名も「小林ゴールドエッグ」ですし。(^^;)

残念ながら、期間限定メニューとして4月いっぱいで終了してしまいました。(他に書きたいコラムがあったあいだに過ぎちゃいました・・・)どんな味だったのか、気になりますね。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:世界一高価なオムレツ登場!(イギリス) – たまごのソムリエ日記

(関連2:世界一高価なプリンにビックリ! – たまごのソムリエ日記

(参照:Ritz Carlton Chicago’s $100 luxury grilled cheese sandwich | Mail Online)

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの海外ニュース 2014年05月1日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

昨日のエントリで、ホワイトハウスの庭で催される唯一のイベントが「卵転がし(エッグローリング)」だとご紹介しましたが、大盛況のうちに終わったこのイベントに対して批判が出ているようです。

それは、「本物のたまごを使いすぎ」という点について。抗議しているのはPETAという動物の愛護団体です。

このイベントの為に19,000個の卵が茹でられ、内14,500個が卵転がしで使われ残りが「イースターエッグ」として色づけされているのですが、「再利用可能なプラスティック卵じゃなくて昔ながらの本物をたくさん使うなんて、鶏卵生産業者に負担をかけている」というのがその抗議の趣旨です。

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・・・・・・うーん、良くわからないですが、たまご生産業者にとっては良い宣伝になる部分もあるでしょうし、何より本物の卵に興味を持ってくれるのはぼく個人的には「うれしいこと」でもあるんですけどねー。それに、2万個弱、っていうとスゴイ数ではありますが、例えば日本の年間たまご消費量は約330億個です、2万個だと0.006%。米国はもうちょっと少ないですが、それでも生産者を圧迫するような量じゃぁないんですねー。

また、このイベントは小さい子供さんと、その両親が対象です。どちらかというと無機質なプラスチックよりは、伝統的のとおり本物の卵を使ってほしい、という気持ちもあるんじゃないでしょうか?たった一日のためにホワイトハウス内に何万個ものプラスチック卵を保管しておくのも現実的じゃない気もしますし。

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更にこの団体は、ファーストレディ、ミシェル夫人が主導で進めている肥満撲滅運動『レッツ・ムーブ!』との絡みについても批判し、「卵はコレステロールが多く不健康(注※これは完全な間違いです)なので、そんなものをイベントに使うのは子供たちに間違ったメッセージを与えている!」と、たまごそのものに対しても厳しい声明を出しています (-゛-メ)

 

◆たまごの良質コレステロールで長生きする!
確かに卵にコレステロールは豊富に含まれますが、たまごを食べることで血中コレステロールは逆に下がり、健康寿命は伸びます。卵黄にたくさん含まれる「コリン」という成分がコレステロールを善玉化し、悪玉を減らすんですね。その結果、血中のコレステロールは低下し、全身に渡ったたまごの良質なコレステロールが老化を防止し、全身の細胞を丈夫にします。

当の米国では1万人を10年にわたって追跡調査した結果、一日1、2個であれば健康を害する事などは全くないとの発表がされています。(たまご健康辞典

業界を労わってくださるのはありがたいのですが、情報は正確に知って、伝えてほしいものです!(やや怒)

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(参照:PETA scolds Michelle Obama over using real eggs for Easter Egg Roll | WashingtonExaminer)
http://washingtonexaminer.com/peta-scolds-michelle-obama-over-using-real-eggs-for-easter-egg-roll/article/2547256

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの海外ニュース 2014年04月25日

sand_news.jpgこんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
おひとつ760万円(75,000ドル)のたまごサンドって、いったいどんなサンドイッチなんでしょう!?
超豪華なサンドイッチか、何か事情があるかのどっちかです。今回は後者、米国ペンシルバニア州であったサンドイッチ騒動の御紹介を。

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舞台は州議会議事堂の向かいにある、老舗のダイナー(レストラン)。 ある寒い日の朝はやく、一人の男が足早に店に入ってきました。男は急いでいる様子で、いらいらした声で「サンドイッチをくれ!」と注文をしました。

店のキッチンで自分の朝食用に卵を焼いていた店主ハンナ氏は、「急いでいるなら」と、その卵を乗せてサッとサンドイッチを用意します。
が、それを見た男はカンカンに怒り出しました。
なんだその卵は!なんどもひっくり返しやがって焼きすぎだ!私は生が好きなんだ!おまけに注文前から割ってるなんて、置きっぱなしだったんじゃないのか!?そんなモノが喰えるか!!

あまりの失礼な態度に店主ハンナ氏はムッとして、
「気に入らないなら買ってくれなくても結構だよ。」と答えると、
「私をいったい誰だと思っている!?覚悟しておけよ。」
・・・と言って怒りながら店を出ていきました。
なんとこのイライラ男は「州の保健福祉長官」アビラ氏。要するに食の衛生取り締まりをする局のトップ。

これより数週間後、突然ハンナ氏の店は「卵の管理が不衛生である。」という理由で保健調査員からの立ち入り検査を受けます。また、それを理由にさらに州議会議事堂のカフェテリア契約を打ち切られてしまいます。更に立ち退き勧告まで・・・

ここにいたりやっと長官アビラ氏の「不当な権力行使」だと気づいた店主ハンナ氏は、証拠を集め州を訴えました。
州は「不衛生だと匿名の通報があったからだ。」と長官の圧力を否定しましたが、店にいたお客が「俺は保健福祉局長官だぞ!」という恫喝を聞いていること、またアビラ氏から担当部署への指示メールが残っていたことから、もはや言い逃れができない状況となり、結局75,000ドル(763万円)で両者は和解することに・・・・・・。

で、この和解金は当然税金から支払われます。高いサンドイッチ代金を払うのは、ペンシルバニア州の納税者の皆さんなんですねェ。(記事によると、少なくとも42,850個の卵とベーコン・チーズが買える金額だそうです。)

人気老舗レストランとワガママ公務員の争いに市民は怒り心頭で、「イイ大人がたかが卵一個でここまでの事をするなんて、信じられないヤツだ。」と大きな批判となっています。(^^;)

目玉焼きの焼き具合」をネタにしたジョークはたくさんあるのですが、この騒動はチョット笑えないですよねェ。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。
 (参照:A $75,000 egg sandwich paid for by Pa. taxpayers http://www.philly.com/philly/news/politics/20140409_A__75_000_egg_sandwich_paid_for_by_Pa__taxpayers.html)

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの海外ニュース 2014年04月12日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

ソチ五輪、盛り上がってますね!

雪の降らない常夏の国から出場のボブスレー・ジャマイカ代表。 制動手のマービン・ディクソン選手は、映画「クールラニング」と同じく「幸運の卵」にキスをしていました。

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これはシビれますねー!!「幸運のたまご(ラッキーエッグ)」とは、ジャマイカでボブスレーを目指す大ヒットコメディ映画「クールラニング」でブレーキマンのサンカが首から下げていた卵。 『レース前ここ一番にキスをすることで、運がめぐってくる』と信じていました。

https://www.cgegg.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/cool_running.jpg

coolrunnings_luckyegg2.jpg私、この映画、大々々っ好きなんですよ。二十歳のころから冗談抜きで100回以上みています。
実際のジャマイカ代表ボブスレー出場は実に12年ぶりの五輪復帰ですが、ホント粋なファンサービスだと思います。
ソチ五輪、残念ながら復帰戦は最下位でしたが、会場からは鳴りやまぬ拍手とジャマイカコールが沸き起こったそうです。ぜひ次の平昌オリンピックでもその雄姿を楽しみにしています!

◆たまごは幸運の象徴だった
「幸運の卵」という発想は、欧州で古くからある考え方です。 10世紀の英国では、国王エドワード1世が金で装飾した卵を兵士に配ったことから、「卵は勝利や幸運の象徴」というイメージが信じられることになったとされています。

それが、卵を飾るイースターエッグの風習にもつながっているんですね。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(参照:Jamaican Bobsledder Marvin Dixon kisses lucky egg like ‘Cool Runnings’ movie character http://fansided.com/2014/02/17/jamaican-bobsledder-marvin-dixon-kisses-lucky-egg-like-cool-runnings-movie-character/)

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの海外ニュース 2014年02月20日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

写真は「世界一高価なデザート」。プリン。お値段なんと34000ドル(331万円)!

英国カンブリア州ウィンダミアにある、リンデスハウカントリーハウスホテルで供されています。

ダークチョコレートで包まれた「チョコレートプリン」なのですが、周りには食べられる金箔で作られた葉、そして2カラットのダイヤモンドがちりばめられています。

容器もなかなか素敵で、ファルベルジュのインペリアルイースターエッグのような、卵を模した黄金の装いです。

プリン自体は小さいのですが、最高級のベルギーチョコ4種を組み合わせたもので、ビスキュイジョコンド(アーモンド生地)やシャンパンゼリーの装いのために、これまた最高級のシャンパンをふんだんに使用しており、オーダーから数週間かけて下ごしらえをするのだとか。

作っているシェフ、マルクギベール氏によると、「たった数口のプリンだけど、『数千ドル出してもイイ』そう思える人にとっては充分この値段以上の価値があるよ。」とのこと。

うーむ、いったいどんな味なんでしょうねェ(^^;)

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの海外ニュース 2013年10月5日

こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

普段、みなさんがご利用くださっている「たまごパック」。これには衝撃を吸収するたくさんの知恵と仕組みが入っています。 このパック、カナダで発明されてから100年経つんですね。プラスチック製のパックができて50年になります。

さて、未来のたまごパックとして、何か新しいものを考えよう!と新容器を考案したのが、ハンガリーでデザインを学ぶ学生Eva Valicsekさん。

このような、容器を考案したんですが、これが非常に面白い!と関心を集めているようです。

これ、段ボールと輪ゴムだけでできているんですね。

このように、穴の開いた段ボールに輪ゴムをひっかけると完成!です。

非常にシンプルな構造ですが、大きなメリットが二つあります。まず、「どんなサイズの卵でも入る」という点。 従来のパックは、MSからLLまで、サイズに合わせて何種類ものパックが存在します。一種類の容器では小さすぎるとカラカラと卵が動き割れてしまい大きいと入らないため、特に少量生産している卵だと、サイズに合わせての取り回しがちょっとめんどくさいです。 このパックであれば、ゴムの伸縮でサイズは自由自在!です。

そして第二に、パックに邪魔されずにたまごの良しあしが見える。という点。 特に海外では、モウルドパックといいまして、紙容器が主流で中が全く見えません。 透明のプラスチックパックがメインの日本よりもニーズがありそうです。

そして、それ以外にも、接着剤を使わずに環境にやさしい段ボールを使用しており、なおかつ「再利用できる」という点からもエコとして優れており、関心が挙がっているようです。

なるほど!

選別ラインにかけるにはちょっと難しそうですが、我々も含め、こだわりの手詰め商品をお出しする小規模なたまご農場では使い勝手が良さそうです。 見た目もオシャレなのがイイですねー!

このように積み重ねる事もできるようなので、実用性もありそうです。既成概念にとらわれずこういった新しい価値が生まれてくるのは素晴らしいですね。 環境配慮という世界的な観点からも、もしかすると次の100年の主流になる新しい卵容器になるかもしれませんね。(^^)

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(参照):BBC – Future – Technology – The egg box that updates a humble yet classic design(http://www.bbc.com/future/story/20130319-updating-the-humble-eggbox-design)

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの海外ニュース 2013年08月2日