ウクライナが過去最高20億5000万個の卵を輸出、のニュースに見る卵の未来

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
いまなお戦禍にあるウクライナから、
こんな記事が出ていました。
『ウクライナ、2025年に過去最高の20億5000万個の卵を輸出、収益を押し上げる – オデッサジャーナル』
“Ukraine Exports Record 2.05 Billion Eggs in 2025, Boosting Revenue – odessa-journal”
「ウクライナ家禽連合が報告したところによると、2025年にウクライナの卵生産業者は20億5000万個の卵を輸出し、前年比65.6%の増加となった。金額ベースでは、2025年の12か月間の収益は2億190万ドルに達し、2024年比で2.8倍増加した。~~」

20億個・・って
なかなかすごいですね。
日本円にして324億円の収益、
さらに鶏卵加工品で4,780万ドルの収益
(約74億円)を生み出している、
しかも
輸出量は前年比6割増え、
収益が180%増ですから
利益率もかなり向上しているように見えます。
なかなかの成長産業じゃないでしょうか。
ちなみに出荷先のほとんどは欧州です。
◆〇〇被害で大減産の欧州へ救世主に
なぜなら欧州での鳥インフル被害が
ものすごいんですね。
直近の2025年は、
例年を上回る被害が出ています。
たまごって、
鳥インフルが発生すると
生産量が回復するまでに
何年もの時間がかかるんですよね。

昨年今年と
記録的な高騰になっている日本も
同じ理由です。
ウクライナはそんな欧州を
サポートする展開になっているんですね。

また、記事には書かれていませんが、
EUでは2012年以降、
動物愛護の観点から
たまごは大量生産ではなく
放し飼い平飼い・広めのケージなどの
単価が高くても
手をかけて育てる方式に
切り替えています。

とても良い事ですが、
安定供給の面では
難しさがあるのも事実で、
もしかすると、
そのことが輸入を必要とする
理由になっているのかもしれないな・・
と、こばやしは思っています。
◆「鶏卵の助け合い」が世界トレンドに?
昨年は米国でも
1億6千万羽のインフル大被害が出ましたが、
そのことが
南米のブラジルや欧州のトルコ、
アジアのインドから
たまごの輸入をするきかっけになりました。

そんな米国もこの冬は、
鶏インフル被害の大きい韓国へ
2百24万個の卵を臨時輸出しています。
大発生した国へ
生産余力がある国が
輸出サポートする
こんな流れが、
顕著になりつつありますね。

そうなると日本はどうなるか・・・
日本は国産たまごのクオリティが
めちゃめちゃ高く、
生食前提で世界的に見ても
高品質です。
そのため
卵の輸入は加工食品向けのみ、
わずか5%と少ないんですよね。
このあたりも、
「たすけあい」的な
世界トレンドのなかで
遠くない将来には
食べる方の考えが変わってくる
・・・かもしれませんね。
大不足→高騰するよりは
すばやく海外産のたまごでサポート
するのがあたりまえ、みたいに。
または助け合いの輪から日本だけ
外れちゃうなんてことも・・・!?
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。


