小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

おいしさ雑学 記事一覧

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

『卵』って漢字は茹で玉子っぽいし、もともとそこからできた文字なんじゃないの!?」

・・・・・・という思い付きを当ブログで以前挙げさせてもらったことがあります。

(たまごのソムリエコラム:「元旦と元日の違いって?」)

その後、よくよく調べてみたら、まさしくその通りでして、たまごの見た目から「卵」という文字ができたのだということを知って、ちょっとビックリしております。(出典:新漢語林)

yudetamago_shoukei.jpg

ただし、現代中国ではという字は魚や虫も含む広い意味のたまごを指して、鳥のたまごは「」の字を当てるのが通例です。「蛋」の字の方が虫の字が入ってるのにちょっと不思議ですね。

ついでに「鶏」の漢字はというと、これも「見たまま」を表しているのだそうです。

左の「夫」っぽい部分は「奚」という形だったそうで、糸っぽいところはつなぐ糸(ひも)を表し、下の部分は「飼育する人」をあらわすのだとか。右の「鳥」が飼われているニワトリさんでして、ようするに『昔から人に飼われていたこと』が良く分かる漢字になっているようですねー。

niwatori_kanji.jpg

以前も書きましたが、中国では古来より「犬とニワトリさんは人里の象徴」でもありました。漢字の成り立つ頃からの長い関係、人と鶏さんの歴史にロマンを感じますねー。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , おいしさ雑学 2016年05月3日

shoo201510.jpg

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

涼しくなって、スイーツの美味しい時期となってきましたね!

スイーツと卵は切っても切り離せない関係ですが、特に卵が重要なのが、たっぷりの卵をつかう「シュークリーム」

16世紀中ごろに、イタリアより伝わったのが起源とされています。

その際は、ふっわふわの膨らんだシュー外側を作るために、ふんわりパリッと揚げてしまうのが普通のやり方だったそうです。

kamado_shoo.jpg

作り方の一部を引用すると

(前半略) 卵は生地が充分に柔らかくなるまで入れる。 次に、良く煮溶かしたバターを火にかけ熱する。 生地を銀の匙でウズラほどの大きさにすくい、一度に18-20個ずつバターの中に入れ、網杓子で頻繁にかえしながら、生地にひびが入るまで揚げて、取り出す。(以降略)』(ランスロ・ド・カストー著「料理入門」1604年)

・・・・・・というようなレシピでした。(ちなみに生地もクリームにも、たーっぷりの卵を使用します!)

たっぷりの溶かしたバターで揚げる・・・・・・

空前のバター不足に苦しむ今年の日本からみると、めちゃくちゃ贅沢な気がしますねー^^;

この「揚げシュークリーム」という手法は現代にもしっかりと残っておりまして、なんといっても大きなメリットは、オーブンなどが無くてもできること。 ご家庭で美味しく作られている方も沢山いらっしゃるようです。これは、カレーパンなんかも同じですね。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:カステラはおかずだった!?-たまごのソムリエ 面白コラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , おいしさ雑学 2015年10月9日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

少し前に「海のたまご」「海の目玉焼き」というものがある、というコラムを書きました。

実は他に、「ニワトリ魚」なるものがあるのをご存知でしょうか?

これは「鶏魚」と書いて「イサキ」と読みます。ああ食べたことあるよ、という方も多いのではないでしょうか。白身で刺身にすると美味しい魚です。 我が四国・徳島県でも釣れまして、時々釣果を聞いたり居酒屋さんでメニューに上がったりするのを見かけます。 割と全国どこでも水揚げされるのだとか。

このサカナ、英語でも“chicken grunt(チキン グラント)”と呼ばれていまして、つまり日本語・英語ともにニワトリさんの名前で呼ばれる魚なんです。 中国語でも同じく“鶏魚”と書くので、割と世界標準的に鶏イメージのある魚みたいです。

なんでニワトリさんの名前が入っているのか?と言うと、一番前(あたま側)の背びれの形がニワトリさんのトサカに似ているからだそうな。写真を比べてみましたが、ニワトリさんのトサカっぽい・・・・・・のかなァ?? 似てるっちゃぁ似てるでしょうか・・・。

chickengrunt0.jpg

そして面白いことに、この英名“チキングラント(chicken grunt)”の“グラント(grunt)”には魚名の他に「豚のブーブーと鳴く声」の意味もあり、イサキの英名「俗称」として“pigfish(ブタ魚)”という別の呼び名もあります。 正式名は「チキン」なのに。 いったいニワトリなのか豚なのか・・・・・・・ハッキリしろよ!と言いたくなるヘンな呼び名の魚です^^;

とはいえこの「鶏魚」、梅雨どきの今時分が旬で、最も美味しいのだそうです。ぜひ、見かけたら召し上がってみてくださいませ。

◆もうひとつのニワトリ魚
ちなみに鶏サンは英語で「チキン」ですが、雄鶏は「ルースター」と呼びます。 実は「ルースターフィッシュ」なる魚もいまして、これは「背びれ雄鶏に似てるから」付いた名前。わざわざ“雄鶏”と指定するくらいの背びれはどんなものかというと・・・・・・

roofish1.jpg

おお・・・!なるほど立派なトサカ(?)ですね。これくらいハッキリした特徴だと、ニワトリの称号もつけられるってものかもしれません。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , おいしさ雑学 2015年05月26日

usi_hituji.jpg

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

ごぞんじの通り今年は未(ひつじ)年ですが、「ひつじ」の語源ってご存知ですか!?

実はむかしむかし、ヒツジはウシの仲間だと思われていました。また従順で飼いやすかった事から、「飼われた(養われた)ウシ」→「養牛(ヒタシウシ)」と呼ばれていたのだそうです。 そこから訛って「ヒツジ」となったのだとか。

ちなみにヤギも牛の一種と考えられていました。こちらは山に住むため「野牛(ヤギュウ)」と呼ばれ、そこから訛って「ヤギ」・・・になったんです。えー!

ヒツジもヤギもウシ・・・。

ぜんっぜん見た目が違うんですが、いっしょくたに全て「牛」で括ってしまうとは、昔の人は何とおおらかだったのでしょうか^^;

ちなみに「ニワトリ」さんの語源はそのまんまでして、「庭にいる鳥」だからニワトリ・・・・・・。古事記や万葉集にもこの呼び名で載っています。

「家にいるから『イエツトリ』と呼ぼうぜ。」

ということもあったようですが、ニワトリの方が呼びやすかったのか徐々にすたれてしまったようです。

そして「鶏(ケイ)」という発音はニワトリさんの鳴き声が『ケイケイ』と鳴くことから付いたもの。

実際には『クゥーーー、コッコッというカンジです。似てるっちゃ似てますねェ。

「牛(ギュウ)」という発音も牛の鳴き声から付いたものですので、そういう意味では牛と鶏サンは似ているとも言えますね^^

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , おいしさ雑学 2015年01月8日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。今日はたまご以外のお話しです。

少し前にウチの畑で採ってきたブロッコリ、よく見ると色が紫色になってました。

burokkori_201403 (2).jpg

「なんじゃこりゃ!?」 あんまり気持ちのイイものじゃなかったので、紫の部分は削ってから料理したんです。

でも問題あってもいけないので食べる前にネットで調べてみたら、
寒さが厳しい時に、身を守るために自分の糖度を増し、その結果アントシアニンという色素が増えるため」なんだそうで、
むしろ紫色の方が、甘くておいしく健康にも良い!」という衝撃的事実が! がーん、捨てちゃったよ・・・・・・(–;)

さらに、料理後に息子(6)が「おとーさん、ブロッコリの葉っぱはすてちゃダメだよ。たべるとおいしいんだよ!」と言うんですね。

いや、だって葉っぱなんて普通食べないでしょ!?

・・・・・・と思って調べてみると、これまた

「ブロッコリの葉は美味しいし栄養もあるのでどんどん食べてOK」となっていました。

ええー!?

おとーさん畑でどんどん取って葉っぱ捨てちゃってたよ。

後日ためしに茹でてみると、いやホント味が濃厚で美味しかったです。ちなみにクックパッドには「ブロッコリの葉っぱレシピ」が146種類もアップされています。ブロッコリの葉っぱって、畑でキャベツ並みにたくさん採れるんですよねー。

burokkokori_happa.jpg

自分の無知にガックリの、ある春の日でした。

(関連:「調理」で人類は進化する!? – たまごのソムリエ・たまごコラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , おいしさ雑学 2014年04月10日

egg_cooking_tamago_waru_big.jpg

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

たんぱく質」って聞いたことありますよね? 私達のお肌や筋肉、すべてたんぱく質でできています。

ではそもそも「たんぱく」ってちょっと変わった言葉ですよね?どういう由来なんでしょうか。漢字で「蛋白質」と書きます。

「たん」とは「蛋(タン)」、中国語で言う「たまご」の事です。(たとえば鶏卵は「鶏蛋(ジータン)」・ピータンであれば「皮蛋」と書きます。)つまり、卵の白身が「蛋白」

「たんぱく質」とは、たまごの白身そのものを表わす言葉だったんですねー。

そもそもは英語の「protain(プロテイン)」という言葉がドイツで「卵白(Eiweiß)」と訳されており、明治の頃よりドイツ医学を輸入していた日本でもそのままの言葉として訳されたようです。

「蛋」という字はなじみが薄いため「卵白質」と書くことが提唱された時期もあったそうで、もしそうなっていれば日本人の玉子料理に対する見方もずいぶん健康志向に変わっていたのではないでしょうか。

ちなみにその名を冠されるだけあって、たまごの白身はたんぱく質として非常に良質です。 また脂肪分はほとんど含まれないためカロリーは42キロカロリーと低く、「高タンパク低カロリー」な食品であります。また体に必要なほぼすべてのアミノ酸を含み、また肌荒れや口内炎予防にかかわるビタミンB2をたっぷり含みます。

プロ格闘家やプロレスラーさんの中には、毎日「白身だけの卵かけご飯」を食べている方もいるくらい。 お子さんが入学進学、春から頑張っていかれるお母さんも、ぜひ高タンパク質の代表選手白身を多用した料理をご活用くださいませ!(^^)
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。 

カテゴリー | ソムリエ日記 , おいしさ雑学 2014年04月7日