小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

記事一覧

先日のエントリにて、「卵を食べると『健康寿命』が延びる。」という話を書きました。
たまごの持つ健康機能は、どんどん新しく報告されております。
さて、以下は卵とは関係ない約一年前の記事ですが、『寿命』に関してこんな興味深い研究結果がありました↓
寿命が10倍に延びる技術を開発、人間の場合は800才まで寿命延長が可能に?
『(以下引用)南カリフォルニア大学の科学者が発表したところによると、イーストのバクテリア(要するにパン酵母)の寿命を10倍に延ばすことに成功。この方法は人間にも応用できるので、寿命が80才の場合は800才ぐらいまで延長可能だそうです。
この技術は2つの遺伝子(RAS2とSCH9)に手を加えることによってカロリー摂取を削減できるというもの。エクアドルで既に人間を対象にした実験に入っているとのこと。また、現時点では明確な副作用などもなく、これによってガン細胞の増殖を人間の場合は抑制できるそうです。国立老化研究所(NIA)に所属するAnna McCormick氏によると、この10倍まで寿命を延ばすというのはかなり有意なものであるとのことです。』
 すごいですね。
 800才・・・って鎌倉時代の人がまだ生きてるって事か。人類の平均年齢が800才になったら、どんな世界なんだろう?after_zero2.jpg
 「アフターゼロ」というSFショートショート集で、ひっそりと隠れて暮らす「長寿人間」一族の話が出てきます。 1000才まで生きる事ができる人たち。 だけど、いやだからこそ、病気や事故で死ぬのを恐れ、汚染物質の蓄積や外気に触れる事をとことん嫌って、シェルターの様な住居の中で完全隔離された隠遁人生を送っている・・・。 人間の『生』とは何なのか考えさせられる名作です。
 ところで、紀元前の昔には平均寿命は今の半分、戦国時代でも50歳程度でした。その頃の40代と、今の40代では全然感覚はちがったハズです。今なら、モチロン「人生まだまだ!」って思いますよね。という事は、あと720年あると思ったら、80歳でも『人生これから!』って思うでしょうね。実際それだけ生きるのは大変そうだけど、「まだまだ若い!」って思って80年生きるのはなんだか楽しそうです。
サムエル・ウルマン著 『青春とは』 という有名な詩に、
「真の青春とは若き肉体のなかにあるのではなく、若き精神の中にある」
「歳を重ねただけで人は老いない 夢を失ったときはじめて老いる」
「歳月は皮膚にしわをきざむが、情熱を失ったとき精神はしわだらけになる」
こういう一節が出てきます。
この詩は全編若々しいエネルギーに溢れ、読むだけで生きる元気が湧いてくるすばらしいものです。でも一番感動するのは、この詩を書いたのはウルマン氏78歳の時だという事実です。  80歳になっても、「さあ、これから何をしようか!」っていつも思える『若い』老人になりたいですね。
カテゴリー | ソムリエ日記 , おいしさ雑学 2009年01月18日
「卵を食べると『健康寿命』が延びる。」
東京海洋大学大学院の矢澤教授は、著書の中でそうおっしゃっておられます。
つまり、寝たきりじゃなくて、自転車に乗ったり元気に歩いて趣味を楽しんだりできる人生の期間のことですね。 なぜ卵を食べるとその健康寿命が延びるのでしょうか?
卵には、アミノ酸やコリン、そして・ビタミンA 、B1、B2、B6、B12、D、Eなどのビタミン・鉄、カルシウム、リン等の豊富なミネラル群は体にとって理想的なバランスで、様々な成分が含まれています。 更に、卵のカラザ(ヒモの様なもの)や卵白リゾチーム、コリンなどは、抗がん剤やウイルス対策含め、近年どんどん新しい研究成果が出されています。
ざっと書き出してみても、現在報告されている卵の健康機能には、(1)コレステロール調整等の脂質代謝、(2)肝機能の改善、(3)ボケや老化防止、(4)皮膚を若々しく保つ、(5)抗がん作用、(6)脳内出血防止、(7)風邪に良い、(8)骨粗しょう症予防 など、様々な効果があります。
すごいですね!?
また後日に、自分のまとめの意味も含めてご紹介させていただく予定です!^^)
カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの健康情報(研究など) 2009年01月16日
卵黄に含まれる「コリン」は、記憶伝達物質「アセチルコリン」の素になる物質だと言われています。アルツハイマーの人にはこの「アセチルコリン」が極端に少ないなど、記憶とのつながりについて、様々な研究がなされています。
「卵を食べることで、頭が良くなる」こんな可能性がありますね。 
受験生の方、試験シーズンの大学生の皆さん、これからの追い込み、夜食にはたまご料理ですね。
また、味の素さんの研究成果からは、かつおダシをとる事で、肉体疲労や精神疲労、眼精疲労などの軽減効果があるとされています。卵との相乗効果は大ですね!!http://www.ajinomoto.co.jp/kenkyujo2/katsuo/070201.html
お母さん、学生さんターゲットの飲食店様、「合格祈願の料理」として、アツアツの特性『卵スープ』なんていかがでしょうか。
カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2009年01月15日
当ブログが本格的に立ち上がって、1ヶ月ほどになります。「たまごに」「食」を中心に、日常のことなど思いつくまま書かせてもらっています。 想いを文字にする事、まだまだ慣れず乱文、誤字のオンパレードで心苦しい限りです。
さて、 「良い文章を書く事」に関して、興味深い内容を読みました。Pick the Brain の「文章を書くときの 12 と 1/2 のルール」というエントリを和訳されたページです。
それぞれ大変面白かったのですが、一番印象的だったのが、『小説が必ずしも長い文章である必要がない』という実例として挙げられた、ヘミングウェイの最も短いたった6単語の物語です。
「売ります:赤ちゃんの靴。未使用」これだけです。
なるほど。 ここには確かに物語がありますね。
『誰が売りに出しているのか・・?夫婦?それとも母親?』『なぜ未使用なのか・・?』『もしかして・・』『ひょっとして・・?』
色々想像が膨らんできます。こういう行間や「背景」を読ませる文章を操るところが小説家たるゆえんなんでしょうね。 私なんか、なんでもかんでも説明しようとしてしまいます(^^;
もしかしたら日に数十回と短文でメールする十代若者の方が、端的な文章を書くスキルがずっと高いのかもしれないですね。
カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2009年01月14日

みなさん、外食ってされますよね? 多寡はあるにせよ、全く行かない方は珍しいかと思います。
そこでちょっと質問です。
「世界中の飲食店で、日本だけにしかないサービスはなんでしょう?」わかりますか?

答えは「おしぼり

そうなんです。 いつも当たり前の様に使っていますが、コレ、世界中で日本でしかないんだそうです。 勉強仲間でもあるおしぼり業の「徳島ランドリー」寺田さんの話では、その理由とし「衛生観念が高い日本人の潔癖さ」「茶道にも通じる『おもてなし』の文化」「店の食中毒対策・リスク軽減」など、様々な側面があるようです。 実際キチンと塩素殺菌された「おしぼり」で手を拭くことで、劇的に衛生リスクが下がるそうです。そして、なんと心理学の最新研究結果から、おどろくべき「おしぼり」のメリットが明らかになってきました。 それは・・・

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カテゴリー | ソムリエ日記 , 飲食店さまへ 2009年01月11日

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0105&f=national_0105_009.shtml

『(以下記事抜粋) 北京と広東省を結ぶ京珠高速の湖南省長潭地区内で4日午前6時40分ごろ、卵約7トンを積んだトラックが横転した。 この事故で、竹かごに入った卵約10万個が道路に散乱した。多くは割れて、約50平方メートルが「卵の海」になったが、割れ残りを拾おうと、6時50分ごろには近くに住む村人が殺到し、現場は混乱した。「旧正月に卵は買わなくてよいぞ」などと叫ぶ人もいたという。(以上記事引用)』

中国からのニュースです。 海外とはいえ、ご同業の不幸本当に同情申し上げます。(–;)
7トン10万個という事は、単純計算で一個70g、サイズはLからLLあたり。 少し大きめなので、強度はやや弱めになってしまいます。
日本でスーパーに並ぶなら1パック200円として200万円の売り上げ分の卵がパー・・。

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カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの海外ニュース 2009年01月10日