小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

春休みに入り、平日でも楽しそうに遊ぶ子どもさんを見かけるようになりました。

さて、都立動物園や水族館で巡回展示をしていた企画展「たまごのあいうえお」が、いよいよ上野動物園で最終展示中です。

この「たまごのあいうえお」は、

「あ」→ 「ありがとうたまごコーナー」として、日本人の好きなたまご料理や、世界有数の卵好き民族であることなど含め、身近なたまご知識の紹介をしています。

「い」→ 「いのちのたまごコーナー」として、驚きの生命の秘密を紹介

「う」→ 「うまれるたまごコーナー」として、実際にふらん器で卵を温めてヒヨコになるまでをその場で観察する、命の誕生について学ぶ場です。

「え」→ 「えになるたまごコーナー」として、ニワトリさんだけじゃなくスズメやウズラにダチョウ・ペンギンなど色んな模様や形の卵の紹介があります。

「お」→ 「おすすめたまごコーナー」として、巡回している動物園水族館とっておきの卵をいろいろ紹介しています。

……ということで、あいうえおの順にのっとって卵の色んなワクワクを知ることができるイベントなんです。大喜利じゃないですが、ウマいこと言ってますねー。

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上の写真は神戸花鳥園の卵展示ですが、こうして卵を一覧で見ると面白い違いがいっぱい。

卵は身近にあって実感しやすい、「生命の始まり」の姿ですから、ぜひお子さんにワクワクしながらその神秘の世界を体験してもらえたら最高です。

恩賜上野動物園 西園動物園ホール1階で開催中、来月の14日までだそうです。ぜひ春休みにお子さんとお出かけになってはいかがでしょうか!?

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(参照:4園巡回企画展「たまごのあいうえお」開催【イベント情報】|東京都http://www.metro.tokyo.jp/INET/EVENT/2013/11/21nbr203.htm

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2014年03月28日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

「たまごの値段高騰!」

・・・・・・というニュースがこの半年で頻繁に報道されています。

その原因については、以前このコラムで書きました。(「たまごの値段ナゼ高い!?」たまごのソムリエ日記

ところで、

たまごの値段って、昔はいくらくらいだったんでしょうか?

一般的に卵が広く食べられ始めたのは江戸時代。

その頃のたまごはというと・・・・・・、

当時の記録を見ると、1個20文というのが標準だったようです。

これは今の価値に換算すると、だいたい400円くらい。

1個400円」っていうと、ナカナカの高価な食材ですねェ。(^^;)

1パックで4千円になっちゃいますよ。

 

◆結構最近まで高級だったたまご

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ちなみにNHK朝ドラ「ごちそうさん」で主人公めい子さんが大阪に嫁いだ大正13年ごろだと、卵ひとつだいたい7銭。 カレーライスが同じ7銭でしたから、まァだいたい一個4、5百円くらいの感覚でしょうか?意外と変わってないんですね。

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さて、これが今から半世紀前の昭和30年代、映画「Allways三丁目の夕日」の頃になりますと、これが卸売市場価格で一個約14円。 今の価値に換算すると一個200円くらい。

半分に下がりましたが、うーん、まだまだ高価ですねェ。

ただし、一個14円というと、ちょうど現代の東京市場卸売価格と値段はおんなじです。つまり“価格”としては、ここからの50年間変化なし。

これが“物価の優等生”たる所以なんですね。

これは畜産に関する知恵と技術の向上と、先人の皆様のたゆまぬ努力のおかげでもあります。感謝です!(^^)

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの歴史・文学・文化学 2014年03月27日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

本日はひさびさに卵以外のお話しを。

めっきり春らしくなってきました!

徳島ではあちこちで路地売りの苺が並んでいます。

勝手に取って、お金を入れていくスタイルです。我が家は苺好きなので、しょっちゅう買っているのですが、これがまた美味しいんですよ!(^^)

さてさて、そんなイチゴですが、やはりちょっとだけメンドクサイのが、ヘタを取る事。でも・・・・・・

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こうやってストローを使うと、スポン!とキレイにヘタが取れるんですね。 やってみると目からウロコ、とってもカンタンにできます。

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世の中にはこんな器具だって売ってるのですが、こんなの必要ないわけです。 第一たくさんの部分を取りすぎて、モッタイナイ!ですよね。

ストロー一本、ぜひお家でイチゴを食べられる際には、試してみてくださいませー!

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2014年03月26日

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こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

先日
「すきっ腹で何個のたまごを食べられるか?」
というジョーククイズを紹介しました。

本日はもうちょっと真面目に、
この問いを考えてみます。

◆限界は何個なのか・・・?

映画「暴力脱獄」では、
ポールニューマン扮する主人公が

一時間に50個の
ゆでたまごを食べる

というシーンがあります。

また、
漫画「喰いしん坊!」(土山しげる著)では、
“大食い世界大会”でロシア代表が

60個のゆで玉子を食べる

シーンがあります。

実際のところは
どうなんでしょうか??

 

現実世界でいうと、
6つの料理で大食いギネス記録を持つ
フードファイター・小林尊さんが、

一分間に32個の
ゆで玉子を食べる

というとんでもない記録を持っています。

動画もあるのですが、
すごいの一言に尽きます。

ゆで卵じゃなくて
綿菓子(わたがし)じゃないのか!?

と思ってしまうほど
スルスルと食べていく様子、まるで魔法です。

たまご自体はアミノ酸など
沢山の栄養素を、人体の理想的な配分で
たっぷり含みます。

“理想的”ということは、
過剰に食べすぎたからといって
たちまち健康を害する成分は
含まれていない、という言い方もできます。

とはいえ
常人は決してマネしないほうが良さそうですねェ・・・・。

ちなみに
一分間に剥いて何個食べられるか
だとグッと数が減って、

ギネス記録で「6個」。

意外と剥くのって大変なんですよ・・・。

 

◆健康上、何個まで食べても良いの・・・?

現在の研究では、毎日2個程度食べ続けても全く問題はないとされています。 日本では、 国立栄養学研究所にて何度か過剰摂取試験をおこなっており、「1日10個10日間食べ続けても血中コレステロールは平常値で人体に問題なし」との報告をしています。

また、米国では一万人対象で16年間の追跡調査を行い、「一日2個程度のたまごを食べても心臓病・動脈疾患・脳梗塞などのリスクは増えない」と結論づけています。

実際問題として、たまごには(1)動脈硬化予防・(2)血管を丈夫にする作用・(3)活性酸素の抑制・(4)脳機能の活性化(ボケ防止)・(5)胃炎胃潰瘍予防、などの様々な効果があり、コンスタントに毎日食べることで「健康寿命」を伸ばすと言われています。

常人が上のように大食いするのはちょっと問題ありますが、毎日食べ続けることは、ぜひ元気に年を取るためにも続けてくださいましたら幸いです。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごのビックリ科学 2014年03月25日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

本日は「たまごのジョーククイズ」の紹介です。

Q: 胃袋が空のとき、あなたは何個の卵を食べられる?

A: ひとつだけ。 なぜならその後は胃袋が「空」じゃなくなるから。

なるほど。 とんち、ですね。

「身体の科学」的な話かとおもいきや、ひっかけ問題。ふたついっぺんに口に入れたらどうなるんだ。なんてツッコミが入りそうです。

 

◆一日一回は胃を空っぽにしよう!
ちなみに胃は空腹のときに最も良く働くそうで、

空腹になると胃は強い収縮を起こし、胃壁に残る食物残渣(ざんさ)や古い粘膜をそぎ落とす、「胃腸の中をキレイにする」作用が起こるのだとか。

胃袋を空っぽにするのが、健康のヒケツなんですねー。

「でも仕事中にお腹が鳴るのはちょっと・・・」

という方は、

「夜寝る間際には何も食べない」

これを守るだけで、眠っている間に胃腸はスッキリ、朝の胃腸が快適になるのだそうです。

ぜひお試しくださいませ(^^)

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(参考:空腹のときにこそ胃は働く :日本経済新聞http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1102W_R10C13A6000000/?df=3

カテゴリー | ソムリエ日記 , 食べ物ジョーク・おもしろ 2014年03月24日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

フリーマーケットで買ったイースターエッグ(たまごを模した美術品)が、ロシア皇室が作らせた「インペリアルイースターエッグ」の失われた8つの内の一つであることが判明し、ちょっとした話題となっています。

買ったのは米国のスクラップ金属業者。数年前にフリーマーケットでこの古びた美術品を見つけ「金の含有量」だけを目当てに14000ドル(143万円)で購入したところ、そのあまりの精巧さに「もしかして・・・」と思い後に調査、失われた宝であることが判明したのだそうです。

後にこの業者は民間のコレクターにこの卵を売却、値段は明らかになっていませんが推定で3300万ドル(34億円)はくだらないだろうと考えられています。

◆歴史の中で消えたロマノフ王朝の宝物
この「インペリアルイースターエッグ」は、伝説の宝石職人ファベルジェ氏がロマノフ王朝皇帝に依頼されて作った至高の芸術品。皇帝から妻への贈り物として一年に一個、毎年イースター(復活祭)の日に献上されていたもので、50個が作られその内8個がロシア革命の混乱のさなかに行方不明となっています。

その一個がアメリカのフリーマーケットで転がっていたとは……オドロキです。

今回発見されたインペリアルイースターエッグは、1887年にロシア皇帝アレクサンドル三世から皇后マリア・フョードロヴナに贈られたものです。 ダイヤをはじめ数々の宝石をちりばめた黄金で作られており、中には世界三大高級時計メーカーの1つ「ヴァシュロン・コンスタンタン」製の時計がはめ込まれています。

売買の仲介をした英国アンティーク宝飾品取引会社ウォルツスキー社ロンドンショールームにて、4月14日-17日の4日間一般公開される予定です。

実に112年の時を経て一般にお目見えするわけですね。

ロンドンへ行かれる方は、ぜひ足を運んで見られてはいかがでしょうか?

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(参照:Flea market find: Faberge egg for $14,000, may be worth $33 million – latimes.com http://www.latimes.com/entertainment/arts/culture/la-et-cm-faberge-egg-flea-market-20140320,0,6075014.story#axzz2waH0R3LE

カテゴリー | ソムリエ日記 , 世界のたまごアート 2014年03月22日