たまご健康辞典

たまごは1日1個が適量?

「たまごは1日1個以上食べてはいけない」という意見を聞きますがこれは間違いです。
1913年ロシアでウサギに卵を与え、血中コレステロールを検査したところ増大しました。ところが、ウサギは人間と違いそもそも草食動物であり、動物性脂肪は分解出来ないためこのような結果になりました。その後も誤った認識がしばらく受け継がれました。

人間での調査結果は?

ようやく日本でも1981年に研究の見直しが行われました。1日5〜10個の卵を5日間食べ続けてもらい、体験者の血液中コレステロールを調べるという実験ですが、やはり結果は「変化なし」でした。ロシアの実験から70年近くも経って、ようやく卵に課せられた“疑い”が晴れた瞬間でした。
1998年 国立栄養研究所による過剰摂取試験において、1日10個以上10日間以上食べても、血中コレステロール値は通常でした。
2002年アメリカで10000人を対象に16年間追跡調査したところ、1日1個〜2個の卵でも、心臓病・動脈疾患・脳梗塞の発症は増えませんでした。
現在はお年寄りでも1日2個でも大丈夫と言われています。

たまごはコレステロールを減らす?

コレステロール対策には一番と言われるオレイン酸が、多く含まれています。オレイン酸は、血中の悪玉コレステロールだけを下げる優れた作用があり、また、胃酸の分泌を調整して腸を滑らかにもしてくれるので、腸の運動を活発になります。
卵白に含まれているアミノ酸シスチンには、血中のコレステロール、特に悪玉のコレステロールを下げる効果があるという、研究結果も出ています。
黄身に含まれているリン脂質のレシチンは、コレステロール値の上昇を防ぐ作用があり、マウスの実験でも、卵の黄身が悪玉コレステロールを減らすことが確認されています。

すごい!たまごの健康パワー!

1. コレステロール調整等の脂質代謝(卵黄コリン)
2. 肝機能改善(卵黄コリン)
3. ボケや老化防止(卵黄コリン)
4. 皮膚を若々しく保つ(卵黄レシチン)
5. 抗ガン作用
(白いヒモ「カラザ」・ビタミンA・カロチン)
6. 脳内出血防止(良質タンパク)
7. 風邪に良い(卵白酵素リゾチーム)
8. 骨粗鬆症予防
(カルシウム・ビタミンD・ビタミンK・鉄分・マグネシウム・亜鉛・リンと良質タンパク質)

知ってる?脳をイキイキさせる たまごのコリン

脳には、毒物などがむやみに入るのを防ぐために、「脳関門」という関所があり、この脳関門を通過しやすい栄養素と、通過しにくいものがあります。
卵黄のコリンは、大豆の3倍近くも含まれている上に、食品の中で最も脳内に吸収されやすいというメリットを持っています。
さらに、研究の結果、卵黄のコリンをビタミンB12と組み合わせて摂ると、痴呆症の改善に一層効果を発揮することが分かりました。
たまごには、コリンがふんだんな上に、ビタミンB12も含まれています。

長寿のカギをにぎる 毎日たまご

赤ちゃんからお年寄りまで、どなたにも愛されているたまご。離乳食に病気の時の食事にと、変幻自在な食材であることも魅力です。
私たちの食生活には欠かせないたまごですが、日本人はどのくらい食べているのかご存じですか?右表でもおわかりのように、世界ナンバー1。1人当たり1日に約1個の割合で食べています。そして、このことは日本人が世界でもトップクラスの長寿国であることと、大いに関係があるのです。
全国100歳硫黄のお年寄りのうち1,500人を対象とした食事調査の結果、「毎日たまごを食べている。肉・魚・大豆製品・野菜・海藻類などの料理の頻度が高い。」などが長寿の秘訣であることが分かりました。

健康で長生きするために、毎日たまごを食べましょう。

卵のカルシウム含有量 卵のビタミンA効力 卵のビタミンB2効力 各国年間鶏卵消費量