小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

卵を見て時夜を求む・せっかちな生き方を直す

こんにちは!こばやしです。

かなり、いそがしくしておりました。

超ひさびさの更新になります。

さて、今回は「たまごの諺(ことわざ)」をご紹介。

<卵を見て時夜を求む>
《「荘子」斉物論から》卵のうちから、鶏となって時を告げることを待ち望む。順序を考えず、せっかちに結果を求めるたとえ。

 

ということで、まだヒヨコにすらなっていないのに、鶏さんとしての成果を求めてしまうことですね。

さて、私もこの仕事に就いた時は、まさしく「卵を見て時夜を求め」ており、とにかく性急な成果を求め焦ってばかりでした。

会社をつぶしてはいけない・・、との想いが強かったんですね。

恐怖は遠くを見る目を曇らせます。

来月は何しよう・・、長くてもたった三か月先の事しか考えることができませんでした。

結果はもちろん、上の諺のとおり。

「鶏」となっていない社内の体制が「時を告げる」、すなわち結果につながるわけもなく、次々打つ手もいたずらに社風を悪くするだけでした。

「あせりすぎず5年くらいのスパンでゆっくり考えてみたらどうだい。」、先輩社長のMさんのアドバイスに、

「そんな悠長なこと考えとったら、会社が無くなってまう!今を考えんと!」などと内心反発していたのは大変恥ずかしい思い出です。

じっさいMさんの言うとおりでした。

三か年の中期計画を立て、長期の視野で行動してみた結果は、言い尽くせないほどの大きな成果になったわけです。

 

◆いつ鳴くのか?を知るべし
上のことわざのいちばんのポイントは、「卵と鶏の境目」はどこなのかを知っておくことではないでしょうか?

売上であれば◎◎万になったら、これを実行しよう!とか、

人材であれば△さんがこの段階まで成長したときに、これを実行しようとか、

「ニワトリさん」になった段階がはっきりわかるように経営計画書に明示しておくことが、気持の焦りをしずめブレない経営を作り出すのではなかと思っています。

もっとも、なかなか孵らないタマゴばかりになっても悩ましいのですが・・(^^;)

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ2010年11月12日