小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

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こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

本日はさっぱりして美味しい、「アップルチーズオムレツ」のご紹介。 カンタンで、朝食に紅茶と食べるとすごく合います。(^^)

 

<アップルチーズオムレツの作り方>

【材料】
バター 小さじ1
りんご 1/2個(皮をむいて薄くスライスまたはみじん切り)
ローストシナモン粉 小さじ1/4(1.5ml)
ブラウンシュガー(又はグラニュー糖) 小さじ1(5ml)
チェダーチーズ   大さじ2(30ml)
たまご(Lサイズ以上) 2個
水 大さじ1(15ml)
塩 1つまみ

 

【作り方】
(1)フライパン(テフロン加工のものが作りやすいです。)中火にしてバターを溶かします。 リンゴスライスを投入し、良くかきまぜながら3分間煮詰めます。
(2)シナモンと小さじ1(5mL)砂糖をリンゴの上に振りかけます。
(3)4、5分経つまで小まめにリンゴをひっくり返します。
(4)軽く泡立てた卵をボウルに入れ、水大さじ1と塩一つまみを混ぜます。
(5)これをフライパン上のリンゴに注ぎます。
(6)たまごが固まる前に金串などでリンゴを順に持ち上げ、下に卵液が流れ込ませます。
(7)たまごの表面まで固まってきたら、半分のエリアにチーズを乗せます。
(8)チーズの乗っていない側を持ち上げて折り返します。
(9)器に乗せて完成! です。

いかがでしたでしょうか? 慣れると10分少々でできます。

りんごの爽やかな甘みが、たまごのとろふわ感と意外にマッチして驚きです。

チーズ無しでも作ってみましたが、こちらもお菓子っぽくなって、結構おいしいです。

ぜひ、夏休み、走り回って帰ってきたお子さんへのワクワクビックリの美味しいメニューとして、お試しくださいませ。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 料理別・たまごのこだわり , オムレツ 2013年07月24日

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こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

ケーキを切り分けるときいつもジャイアンが思い浮かびます。

スネ夫の家で出されたケーキを、ジャイアンとのび太と三人で分けるのですが、

「ちゃんと三等分な!」


・・・・・・と言って、ホールケーキの上部三分の一を持っていくという鬼畜の所業・・(^^;) これはヒドイ(笑)

子供心に「すっげーアタマイイなー!」と感動したのを覚えています。cake_santoubun.jpg

自分がのび太の立場ならきっと泣いちゃうと思いますが、ただ、とっさにこの機転はすばらしいのではないでしょうか!?

こういう発想って、できそうでなかなか思いつかないんですよね。

日照の少ない山間部で耕作困難→ ゆっくりと色づくからできる甘い高級苺「ももいちご」 ⇒ 一粒1000円

米国でワインが売れない→ ビールのようにスッキリ飲みやすいワイン「イエローテイル」⇒ ボトルワイン全米№1

世の中は、常識に捉われない発想でオンリーワンになっている会社がたくさんあります。

ジャイアンの柔軟な発想も、意外と経営者に向いているのではないでしょうか!? 郷田商店(八百屋)もジャイアンの代になったら大きく発展するかもしれませんね。ドラえもんの22世紀には上場してたりして(^^)

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

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カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2013年07月23日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

暑い日が続きますねー。
息子と半日泳いでいたら、
上半身まっ赤っ赤になってしまいました(^^;)

 

さて、本日はひんやりする話を。

日本でたまごが
日常的に食べられるように
なったのは、江戸時代から。

 

それまでは一般的に、

卵をたくさん食べるのは
「ちょっと恐ろしいコト」

だと考えられていたんです。

こんなお話しが残っています。

 


『日本現報善悪霊異記』(822年)

因果応報を信じないある男が、
毎日鳥の卵を探し出しては、
煮て食べていた。
ある日、
男の前に異形の兵士が現れた。 

「国府からの命令ダ。ツイテコイ。」

男は兵士の後をついていくと、
兵士は突然、
眼前の麦畑に男を押し込んだ。
と、
二尺の高さに生い茂っていた麦が
燃えあがる火と化した。 

足の踏み場もない!
燃え盛る炎の中を、
「熱い熱い!」
と泣き叫びながら
男は逃げ惑うが、
どこにも出口がない・・・!

さて、近隣の村人が
麦畑の近くを通ると、
「熱い熱い!」と叫びながら
麦畑を走り回っている男がいる・・・。
不届きなイタズラ者め!
と男を捕らえようとするが、
泣き叫ぶばかりで暴れるのを止めない。

ようやく捕まえて、
強引に畑から引きずり出した
ところ、
倒れ伏してようやく動かなくなった。

男は痛い痛いと呻きながら
「火の山の中を走り回っていたんだ!」
とこれまでのことを説明した。

村人達が驚き
裾をめくって足を見ると、
男のふくらはぎの肉は焼け爛れ、
骨だけになっていた。

そのまま翌日に
死んでしまったという。
この世にも地獄というものが
あるんだなぁ、と
村人たちは話し合ったそうである。

編者曰く、
「現世で鳥の卵を
煮たり焼いたりする者は、
死んでから 灰河地獄に落ち、
煮られた卵と同じ目に合うのである。」

・・・・・・と、
因果応報の大事さと
殺生を禁じる言葉で締めくくった。


と、いうお話です。

うーむ、
たまごを煮ちゃいけませんか・・・。

僕はたまご屋さんなので、
毎日ゆで玉子やオムレツ、
目玉焼きを食べてる
んですよねェ。(^^;)

この書が編纂されたのは平安初期、
作中の時代は奈良時代です。

お坊さんが
仏教の教えを広めるために、
わかりやすいエピソードを
まとめたもの、と言われています。

仏教では「無傷害」という言葉があり、
生命のあるものを傷つけること
殺生」を禁じています。

ですので、
この『日本霊異記』にある
エピソードでも、

猟師さん、漁師さんなど
狩りをする者はかっこうの
「ワルモノ」扱いです。

ただ、
現代に至る仏教の解釈では、
殺生がいけないわけじゃなくて
単に「快楽のためだけに殺生をすること」
がいけないことである

という考えにも至っています。

不殺生を突き詰めると、
植物ですら生命を持ってるわけ
ですから、
何にも食べられなく
なっちゃうわけです。

そもそも、
快楽主義と禁欲主義の間の
「中道」を行くべし

というのがブッダの教え。

現代に生きる我々としては、

肉も魚も卵もおいしく食べるけど、
命の恵みと大切さに感謝して
無駄にすることなくいただく

ことが地獄の炎に焼かれない
真っ当な生き方じゃないでしょうか。

・・・・・・ですよね!?(^^;)

ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの歴史・文学・文化学 2013年07月22日

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こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

いよいよ夏休みですね!星空の綺麗な時期にになってきました!

上の写真は、ハッブル宇宙望遠鏡で撮られたまるで「ペンギン」みたいな銀河と「たまご」型銀河のペア写真です。

地球から約3億2000万年光年離れた位置にあるそうですが、なぜこんな形をしているのかというと、たまご銀河(NG2937)とペンギン銀河(NG2936)がお互い近づいて干渉を始めているからだそうな。(衝突銀河というそうです)

ペンギンさんの方は標準的な“渦巻き銀河”だったのですが、たまご銀河が近づいたことでその重力場でゆがめられ、引っ張られ、引き伸ばされることで、まるでペンギンのようなカワイイ(?)フォルムに変形中なのです。 最終的には合体して“Arp 142”と総称される一つの銀河になってしまうのだとか。

二つの銀河の間の空間は黒く何もないように見えますが、実は2銀河からの塵やガスが超スピードで衝突しあっていて、新たな星が形成される素として爆集し続けているのだとか。

すごいですねー(^^;)

(参照):Penguin-shaped galaxy poses with galaxy that looks like an egg
(http://www.latimes.com/news/science/sciencenow/la-sci-sn-photo-hubble-egg-pengui-galaxies-20130620,0,7990284.story)

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2013年07月20日

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こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

360°どこからでも注げる。倒してもこぼれずに、起き上がりこぼしのように立ち上がる。 そんなたまご型液体用容器が新発売されました。(http://www.sankeibiz.jp/business/photos/130617/prl1306171109015-p1.htm)

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なるほど、これは便利そうです。

個人的に面白いな、と思ったのは、「誰がこれを必要とするだろうか?」という点。

例えば、あなたがもし、一人暮らしをしているとすると、「醤油差しの向き」にわずらわしさを感じるでしょうか?

おそらくそれはありません。 なぜなら、右手で取ってかける「毎日の動作」が決まっているからです。

つまり、この「どこからでも注げる容器」のメリットを最大限に享受できるのは、家族団らんみんなで食べる食卓だということです。 お父さんが使う。 すぐ後に向かい側の娘が使う。右側のお母さんが使う・・・、こんなシチュエーションなら本当に便利さを感じるのではないでしょうか。

この商品の真の特性をささやかな「家族団らん応援商品」と考えると、この容器を食卓の真ん中に置いて、家族の驚きと「便利だねー!」の笑顔が想像できます。

「倒れてもこぼれない」という機能も、小さなお子さんがいる食卓ではすごい効果を発揮しますよね。

◆自分たちの商品は、何を提供しているのか?
「モノから価値へ」という言葉があります。布団であれば“安眠”という価値、私たちのたまごであれば「料理の美味しさ」や「健康」という価値を届けているわけです。

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例えば上記広告はベネッセさんの「こどもちゃれんじ」を売っているわけですが、「誰のための“価値”か?」というと、お母さんへの価値を強く打ち出しています。

私たちのたまご商品も、単にそれ自体が美味しいというだけではなくて、この自慢の「たまご」がお客様にとってどんな“価値”を持つのか?どんなシチュエーションで誰を幸せにするのか?を考えなくてはなりません。

料理を作ってくださる方がワクワクするのか?、ご家庭のお父さんの元気につながるのか? お子さんが元気で健康になるのか・・・?

お伝えできる価値を、ワクワクしながら掘り下げていきたいと思います。(^^)

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2013年07月19日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

「食戟のソーマ」という漫画をご存知でしょうか?

現在週刊少年ジャンプにて連載中の人気漫画で、

家業の定食屋で小さいころより修行を積んだ少年が、超名門料理学校「遠月茶寮料理學園」の高等部に入学し、天才的な技術とひらめきを駆使して料理人として成長していく。

・・・・・・というストーリーです。

さて、その先週号からのお話、退学をかけた課題で「ホテルの宿泊者に驚きを与える朝食メニュー」として、なんと「たまご料理」がテーマに!

沢山のライバル達からも、次々と極上のビックリたまご料理が出されてきます。

朝食の女王、エッグベネディクト。

うずら玉子を使ったひと口おでん、

単に奇をてらった玉子料理ではなく、「食べてみたい!」と感じるワクワクビックリたまごメニューの目白押しです。

いいですねー!

先日も紹介しましたが、「ホテルの優雅な朝食」としては、たまご料理はすごく人気が高いです

こういう事をキッカケに、「作る側の魅力」としても、たまごの素晴らしさを若い人や子供たちにもどんどん知ってもらえるとうれしいです。

思えば自分が「工夫して料理を作ること」に初めて興味を持ったのも、小さいころに読んだ漫画「包丁人味平」のカレー対決に魅せられたのがキッカケでした。

この「食戟のソーマ」も実際に作中で披露される卵料理は、どれもとっても美味しそうですが、それだけじゃなくストーリーもかなり面白いです。

ぜひ、皆様もごらんになっていただけましたら幸いです。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2013年07月18日