たまごの話題の最近のブログ記事

 

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鶏と卵、どっちが先か?

 

なかなか決着がつかないこの問題、「食材の歴史」に限ってみると結果は明らかなんです。

では質問。

鶏肉と、鶏卵。どっちが先に食べられ始めたでしょうか?

 

答えは卵。

ニワトリさんはもともと、たまごを産んでもらうのが目的で飼われたんですね。

食材として卵が注目されたのは古く、古代ローマでも卵料理が広く食べられていました。

対して、鶏肉を食べるのは、たまごを産まなくなったニワトリさんのみ。

当然老いてますし、あんまり美味しくなかったようです。

庶民の味方、おいしい若どりの鶏肉が広く食べられるようになったのは、なんと19世紀以降なんです。

うーん、実に2000年以上の開きがあるってことですね!?

この、鶏肉の大量供給技術が発達したのは、アメリカ。

グリル用のニワトリ飼育法として、大量飼育方式が開発され、これにより安価な鶏肉の供給が世界中で可能となったんです。

加えて、19世紀以降の、冷凍技術の発達のおかげでもあります。

鶏肉は淡白でやわらかいですが、反面傷みやすく長持ちしない性質をもちます。

広く食べてもらうには、保存技術も重要だったんですね。

そう考えると、

卵白が菌を殺す作用を持ち、殻に守られることで、自然に日持ちする「たまご」の重要性、

長い歴史の中でしみじみありがたく感じますね。

参考:「知っておきたい食の世界史」(角川文庫)

 

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暑い日が続きますね。

こんな日は、ビールも麦茶も美味しいですね!

 

さて、先日の続きです。

(関連) なぜ豪華客船のシェフは二流が良いのか? たまごの風味1

暑い毎日、鶏さんのコンディションもたまごの味も、ちょっと変化します。

もともと、卵の風味は季節によって少し変化します。

自然に近い飼育をしている開放鶏舎では、

夏場は鶏さんもさすがに暑さで食欲が落ちます。

やはり水を飲むことが増えるんですね。

そうすると、卵も水分含量が増え、濃厚卵白といわれる白身の盛り上がりや黄身の盛り上がりもわずかに低くなります。味もややあっさり目になっちゃいます。

「えー、じゃあだめじゃん。」

そうおっしゃるかもしれませんが、私は逆にすごいことだと思っています。

鶏さんの食の好みが変わる様に、人間の好みも季節環境で変わります。

先日の日記に書いたように、一年中同じ味では、どうしても飽きちゃうんですね。

「身土不二(しんどふじ)」という言葉をご存知でしょうか?

「土と体は切り離せない。」という意味で、自分が住み育っている環境で土地のものを食べるのが一番体に良い、とも言われる仏教由来の考えです。

暑い環境に人間がいれば自然に、体も季節に合ったみずみずしい味やさわやかなものを体が求めます。

あっさり素麵に錦糸卵を作るんであれば、やはりあっさり目の卵の方がおいしく食べられるかもしれません。反対に冬のおでんなら、コクがあって濃い玉子ですよね。

もちろん安定した品質、完全温度調節した飼育条件の卵も素晴らしいと思います。

ですが、暑い時には暑さに合った味、寒い時には寒さに合った味になってくれる、食べる者とおなじ気候に住む鶏さんから生まれる自然な味「季節一番の卵」も、無意識に「いつもおいしいな。」と食欲が増す秘訣なのかもしれませんね。

※注:ここで言う「身近な」、とは「同じ風土の中で育ったもの」として書いています。同じ県産でなきゃとかいう意味ではありませんので。^^

 台風一過、暑い日が続きますね。

徳島はいよいよ本日より阿波踊り。

こればっかりはワクワクします。

 

■豪華客船のシェフは二流が良い・・?

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私は徳島でワクワクですが、さて、暑い夏は遠出して優雅に船旅だね、

なんて方もいらっしゃるかもしれません。

「読むクスリ」という本に、「豪華客船に一流のシェフは向かない」という話がでてきます。

一流のシェフは、絶対味覚を持っています。

自分の体調によらず、常に「最高の味」を作ることができます。

とても素晴らしい事ですが、これが世界を周り長旅をする豪華客船では、マイナスに働いてしまうんです。

毎日同じ味ばかりだと、飽きちゃうんですね。

逆に、二流(というか絶対味覚を持たない)シェフならどうでしょう?

暑い日には無意識に、塩味の濃い料理になったり、

雨の日や曇りの日、毎日違う天気の中、ちょっとしたコンディションの違いで味が変化しちゃいます。

おんなじメニューでも、微妙に味が変わっちゃうんですね。

そして、お客の方も、「今日はちょっと冷えるから、ガツンと元気の出る料理が食べたいなー。」なんて思ってたりします。 環境で、好みが日々変わるんですよね。

おなじ環境、おなじ感覚下にいる、作り手と食べ手。

だから、飽きが来ない。

家庭の味と共通するものがあるかもしれません。

そして、これが毎日食べる、たまごの味の秘訣、さらに仏教の教えに伝わる長生きの秘訣へとつながるんです。

このことについては、また次回。(つづきます)

 

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国連食糧農業機関(FAO)発表によると、今年は史上二番目の穀物大豊作の年なんだそうです。

 

パンが安いのは今年が最後?(日経トレンディ)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090713-00000302-newsweek-bus_all

 

そして実は、昨年が史上最高の大豊作でした。

でも、パンだってうどんだって値上がりばっかりだったし、そんな実感ないですよね?

それはバイオエタノール需要がそれを上回り、価格高騰につながったから・・。

今年は皮肉にも経済悪化のため需要減、価格も安くなっているんです。

ただし、バイオ燃料事業がふたたび活発化するのは確実で、小麦など農産品価格が、今後10年間で1-2割上昇するとも指摘されています(97-06年の平均価格比)。

パンはちょっと贅沢品になりそうですね。

 

■たまごの値段はどうなる・・?
鶏卵の生産コストも、この穀物価格に比例します。

なぜなら、その飼料のほとんどを外国からの輸入にたよっているから・・。

自給率95%を誇る鶏卵でありながら、実は海外の状況に大きく左右されるのが現状なんです。(ーー;)

ということは、今後10年間で、パンと同じくその生産コストは上がる予想になります。

 

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そしてさらに、鶏さんまで穀物が回ってこない可能性だってあります。(実際にそういう農水省シュミレーションも出ています)

卵が食べられなくなるかもしれないんですね。

パンどころじゃなく、

50年前の昔のように、卵が「超」贅沢品になってしまう日がくるかもしれません。

現在、そうならないためにも、たくさんの方が、国産の飼料を用いた鶏卵生産を研究しています。

私どもも、ささやかながら、地場で採れるさつまいも(鳴門金時)やスダチなどを積極的に利用した卵も商品化しています。

「たまご」の良さは、身近にあっていつでも美味しく食べられることだと思います。

10年20年後も、やっぱりワクワクしながら、いつでも卵を楽しめるように、

生産者さん、得意先さんとちょっとずつ長い取り組みをすすめていくこと。

これも、我々の使命なんです。

徳島新聞さんに、弊社の取り組みをご掲載いただきました。

今日はこの、初産み(はつうみ)温泉玉子のご紹介と、その戦略をご説明いたします。

まず商品のご紹介。左の小さなたまごが「初産み(はつうみ)たまご」です。

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これは、にわとりさんが、ひよこからデビューして、産みはじめのころの貴重なたまごです。

古来中国では「痛風に効く特効薬」とも言われており、安産や合格祈願など縁起の良いたまごともされています。

黄身にものすごい張りがあって、指でつまんで振っても全然割けません。

 味もギュッとうまみが詰まっていて、とってもおいしいです。

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これで、温泉玉子を作りました。

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黄身は甘くてとろーり。
一口でツルンと食べられるサイズです。

ひんやり冷やして、
ざるうどん、ざる蕎麦、そうめんと食べるとサイコーに美味しい一品です。

 

■背景(うずら卵の大不足)
去る2月。全国出荷7割を占める愛知県にて、うずら卵農場で、鳥インフルエンザが発生、160万羽が殺処分されました。それにより生産量は激減。需要期の夏を前に、大幅な欠品が予想されました。

たいへんな事態なわけです。なにせ、うずら卵を使うお客様はそれを指名なんですよね。とくに飲食店さま。

 

■ どう対処するか?
「これから、全国どこでも手に入りにくくなる。」

「でもそのお困り事を、逆に新メニューにつなげてもらおう!」

こう言ったのはわが社の頼れる専務。

まずは、夏に最もうずら卵を使う、うどんやお蕎麦屋さんに向けて、試食を繰り返しました。

結果、

「生卵では、うずら卵と違って、そばツユの味が薄まってしまう。」→×

「温泉卵なら、そばツユと混じりにくい。でも、やっぱり薄味になってしまう。」→×

「ならば、極小の温泉玉子があれば、いいのでは?」

そこで、

「初産み(はつうみ)卵」なら、サイズがぴったり、

加熱条件を工夫して、「これを食べやすくつくってみよう!」

はたして、22名の試食評価をとると、

20名9割が「うずら卵と比べても、とてもおいしい!」 との結果になりました。

 

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というわけで、お客さんにも好評を頂いております。

 

■一番うれしいのは・・

お得意様、皆様に喜んでいただけること、とってもうれしいです。

でも、

今回いちばんうれしいのは、

「困った状況を逆にプラスにつなげていこう!」

こう考える社風が、社内にできていることです。

斎藤一人さんの言葉に、

「玄関で靴ひもが切れたとき、『出先で切れなくて良かった!』と思える人間が幸せになる。」、とあります。(細かい言い回しは違っています)

前向きに楽しんで考える力。

『肯定的解釈力』という言葉もあるようです。

農場の生産者さん、社員さん、お得意様、お客様、皆さんの前向きな考え方が力となって、

今回の取り組んだ結果となったこと、

本当に皆さんに感謝です。

さらに新しい、ワクワクするお役立ちができます様、頑張ってまいります。

ここまで読んでいただいた方、本当にありがとうございます。

 

 

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みんな大好き玉子焼き。 
この玉子焼きに関するちょっとした質問が、大論争を巻き起こしているのをご存知でしょうか。

 

24時間で500以上のレス!お題は「砂糖入りの卵焼きはアリ?」
http://news.livedoor.com/article/detail/4241626/

 

これは、読売新聞が運営している「大手小町」という質問掲示板、発言小町に投稿された『お砂糖入りの「卵焼き」にビックリ!!』と題したトピックスのことです。

「夫の実家で食べた、砂糖の入った玉子焼きが信じられない。」

「こんな玉子焼きを食べて育った夫がかわいそう。」

「砂糖入りなんて、クレープかデザート です。」

挑発的な言葉の数々に、 500以上の意見がまじわされて喧々諤々、他の掲示板でも取り上げられ熱い論争となっています。

 

いやー、うれしいですLaughing

なんにせよ、卵料理に関してこれだけみんなが熱くなるのって、すごくステキだと思います。

ここは譲れない、っていうこだわりが卵料理にあるのは、それだけ卵が生活に無くてはならない、いや人生に無くてはならない食材である証拠だと思います。 ええ。
ちょっと言いすぎかもしれませんが、そう思うことにします。商売上からも。

さて、個人的には砂糖入りも、ダシや塩入りも、どっちもアリだと思っています。
すき焼きや煮物も「甘いおかず」ですけど、十分ご飯に合いますよね?

弊社には卵料理のレシピ集が、十数冊あります。
そして、その全てに「砂糖入りの玉子焼き」のレシピが載っています。
これも、広く認知されている証拠じゃないかと思います。

以前、必ず盛り上がる卵の話題ネタとは?というタイトルで、「目玉焼きに付ける調味料」のお話をしました。

そのアンケート結果もそうでしたが、やはり家庭でよく食べる料理は「思い入れはより強く、違う食べ方はより認めにくく」なるようです。

結局は違う文化をどう楽しむかということなんでしょうね。

 

実際問題として、たとえばアフリカの方から、

「小麦粉をクスクスにしないなんて、信じられない。」

ヌーのステーキを食べずに育った夫がかわいそう。」

ハリッサ(Harissa)を入れないワニ料理なんて、クレープかデザートです。」(注※すべて妄想です)

こう言われる可能性だってあるわけです。

・・、いやおそらく無いとは思いますが、無理やり想像してみると、「そんなん文化の違いでしょ。」と思うはずです。

結局はこちらの議論の最後のコメント、
「カーチャンの作った玉子焼きが一番てみんな思ってんだろ」
これが一番的を得ているのかもしれませんね。

 

■ところで・・・
ちなみに「ウチのカーチャン」の作った玉子焼きはダシ入りです。

■ところで・・・2
正式には、「卵焼き」ではなく「玉子焼き」です。Smile
「調理した卵」は「玉子」なんです。念のため。(例:ゆで玉子)

 

参照:南部アフリカで味わう 一風変わった肉5種(All About)

関連:めだま焼きに何をつけますか?_ともだちと超盛り上る議論とは

「あれ・・?なんかヘンだな。」

街を歩いていて、こう思ったことはありませんか?

たいていの場合、 「普段そこにあるべきものが無い。」ことが多いそうです。

今まであった店が更地になっていたり、看板が改装で外れていたり。


さて卵で、こんなことが起こったら、皆さんどう思われるでしょうか。

【ニュース】気味悪い?黄身なし卵
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20090701-OYT8T00015.htm

「ゆで卵を剥いたら、黄身が無かった」というニュースです。(写真あり)

なぜかヤフーのトップニュースにも取り上げられていました。 ・・ほとんどの方の人生にとって、心底どうでも良いニュースなんじゃないかとちょっと心配です。

 

さて、 このたまご、

全部白身。

もちろん食べても健康上の問題はありませんが、ほくほくの甘い黄身を期待していたら「無かった。」というのはちょっとショックですよね。

たまごかけ御飯で食べていたら、もっと大変です。

ご飯に白身だけ。
どんだけ醤油かけりゃいいんだよ、って感じですね。

さて、この様なたまごのことを「無黄卵(むおうらん)」と言います。

経験的に、まだ産み慣れていない、若鶏のたまごに出る印象があります。(この記事の方も「小さい卵だった。」とおっしゃってますが、これも若鶏の産む卵に見られる特徴の一つです)

もともと確率が少ない上に、「透光検卵」という工程で目視除去しますので、お客様の目にとまる事はほとんどありません。

逆に黄身が倍、二個入った卵「二黄卵(におうらん)」と言います。

これも、産み慣れていない「若鶏」に多いたまごです。

「昔たまご割ったら、黄身が二個あってさー、ラッキーだったよ!」
こんな話を聞きます。

よろこんでもらえるのは大変うれしいのですが、基本的にこの二黄卵も「目視除去」してしまいます。
お客様の食卓に届く確率は低いです。

「割ってみたら黄身が二つだった。」

「予期せぬ喜び」となってくれればイイのですが、摂取カロリー制限中の方、ケーキのようにレシピに沿って料理される方もいらっしゃいます。

この様なお客様にとって、「想定した分量と違う」ことはマイナスになってしまいます。

お客様の不利益も考えられることから、この「二黄卵」も無黄卵と同様に一般の卵に混ざらないようにチェックしているのが現状です。昔とくらべ、検査精度が上がっていますので、ますますお手元には届かないかと思います。

「えー、残念!」

そんな方もいらっしゃいます。

「めったに無いレアたまご」

に出会えたら、うれしい方も多いはずですよね。

そんなワクワク感も価値として提供するお店があります(尾道・いっとくグループ)。

自然に近い開放鶏舎の元気鶏から、わたくしどものスタッフがひとつひとつ手でより抜いた双子卵黄のレア卵料理が味わえます。Laughingぜひ一度、お近くにお寄りの際にお試しになってみてください。いろんな料理もめっちゃ美味しいですよ。


■ところで・・
「におうらん(二黄卵)」とタイプすると、「臭う卵」、「仁王卵」、の変換のみ出ます。
どっちも想像するとイヤな卵ですね(^^;)

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