小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

ネーミングの妙

先日ご紹介した、「ゴジラのたまご」。

やっぱり、このネーミングのインパクトはすごいですね。

そして、下記のリンクにありますように、容器も普通の段ボールじゃないんです。猛獣が入るようなオリにこのスイカが入ってるんですよね。↓

北海道産 ゴジラのたまご(西瓜)
http://www.hiroka.jp/topix/topix_kazitu170806.html

面白いですね。

単なるおいしさだけじゃなく、「ワクワク感」や、「楽しさ」という「価値」を売っているのを感じます。

 

■良さをどう伝えるべきか
こだわりがあって性能や、食品なら味に自信を持たれている生産者さんはたくさんいらっしゃると思います。

しかし、さらにその良さをどう伝えるか。これも商品質そのものと同じくらい重要です。

そのモノが持つ良さを、聞いた瞬間にわかってもらう必要がありますよね?

 

■味はおいしいのに・・?
有名な例に、あるのお話があります。

かつて、その商品は「みだくなす」という名前でした。

山形の方言で、「みっともない」とか「見た目が悪い」という意味です。

でも、味はみずみずしく、他の梨にも負けない最高のおいしさを持っています。

 

la_France.jpg

 

さて、この「みっともない」形の梨、みなさんどれくらい売れたと思いますか?

なにより、ネーミングを聞いて、買いたくなったでしょうか?

そう。

やっぱり全然売れなかったそうです。

そして現在。

この梨は、「ラ・フランス」の名前で売られています。

誰でも知ってる有名ブランド、「果物の女王」とまで言われる高級梨になりました。

 

■何を知ってほしいのだろうか?
上記の「ゴジラのたまご」もそうですが、

もし他社には無い自社商品の価値をアピールするなら、やはりその違いを良いイメージで感じてもらうために、「他社にはない」伝え方が必要なんではないでしょうか。

先の「みだくなす」も、別に「形が悪い」という価値を提供したいわけじゃないですよね?

たとえば「雪国もやし」だって、「えっ!雪国と、もやし!?なんかスゴイところで作ってそう。」と非日常感のある良いイメージを利用していると思うんですよね。

 

当社も、次々と新商品を考え中です。

「誰にどうやって、どんな価値を伝えるか?」をきちんと意識していこうと思います。Smile

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連)たまごのソムリエ:ゴジラのたまご?

カテゴリー | ソムリエ日記 , 飲食店さまへ2009年10月21日