小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

「強み」でおなじお客さんに喜んでもらう

少し前ですが、

食事が美味しいと評判の保育園が

テイクアウト販売を始め

 

「子供のお迎えをしながら

健康的でおいしい食事を

毎日時間のロスなく

サブスク的に受け取れるようになった!

これはうれしい!」

 

そんな話を聞きました。

 

面白いですね。

この場合、

・子供の健康のための食事が強み

・ターゲットは働くお母さんと家族

 

この2つから、

強みを活かしたサービスを

しているわけです。

 

・強みを活かす

・顧客を固定して考える

 

これをすることで、

今やっているサービスから

新しい差別化ができるという好例です。

 

同じ様な例で、

和歌山に

農機具や消耗品を販売する

いわゆる「農家の店」を

継いだ2代目さんが、

老人ホームやデイケア事業を

立ち上げている例があります。

 

この場合、

まっったく違う事をやってますが、

 

顧客は固定

「お客様」は先代の頃から

ずっとお店に通ってくれていた

農家のおじいちゃん達のままなんです。

 

「農業引退したら、

ここで楽しくすごしてね。」と、

高齢化するのに合わせて

もっとお役立ちするため

喜んでもらうための

新サービスをしているんです。

 

いわば、

顧客をおいかける新規事業。

 

もとからみんな知り合いの

老人ホームって

ステキですね~。

 

「新しいことをやろう!」

ってなったときって、

つい、

「目新しいことで、

新しいお客さんを取ろう!」

なんて考えてしまいがちですが、

 

よく考えてみると、

新しいコト →あたらしい客

ってけっこう難しいですよね。

完全に手探りですし・・・。

 

そのまえに、

新しいコト →今のお客さん

だとちょっと考えやすくなって

 

あと、やってることを変えなくても

今やってるコト →あたらしい客
(場所変える・伝え方だけ変える)

なんて方法もありますよね。

 

あなたのお店だと、

どんな方法があるでしょうか?

 

◆たとえば飲食店でたまご販売

たまごで言いますと、

僕たちのお客様で

お店で調理しながらたまごを

販売もする

そんなお店さんもあります。

こんな風に、

容器に入ったたまごを

買っていただくんですね。

 

常に調理でも使いますから、

新鮮なたまごだけを

買って帰っていただける。

ロスも無いわけです。

 

新規に小売りのお店を構える

というわけじゃなく、

あなたのお店の今のファンに、

 

明日朝、おうちでたべる食事の

ステキ体験をしてもらう。

そんなことができるわけです。

 

お店の食材こだわりも伝わりますよね。

「強みを活かして」

「顧客を固定して」

新たな事をやってみる

 

テイクアウトも良いですが

場所もオペレーションも

ちょっと大変ですので、

その手前の

食材販売は、手段として面白いかもしれません。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 飲食店さまへ2022年02月23日