小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

あの人気ゲームのキャラ「エッグマン」の名前は…?

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

セガ往年の大ヒットゲーム「ソニック ザ ヘッジホッグ」

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アニメも世界的人気となっているのですが、

作中ライバルとして

「ドクターエッグマン」

なるキャラクターが登場します。

 

直訳すると

「たまご博士」

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その名の通り、卵っぽいまるっこい体が特徴の

いわゆるマッドサイエンティストなのですが、

中国ではなぜか

『蛋頭博士』(卵頭博士)

と呼ばれています。

「蛋」とは中国語でいわゆる「たまご」の事

つまり、「たまごアタマ博士」ですね。

どうして「頭」になっちゃったのでしょうか!?

 

◆英語では「たまご」=インテリ
実は英語では、

「たまごアタマ(Egg head)」と書いて、

インテリ・知識人を表します。

“卵=知識”がつまっている

というイメージですね。

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ですので、

このキャラクター「Dr.エッグマン」も、

その“名前”を聞くだけで、すでに

「頭のいいヤツ」

みたいなニュアンスを英語圏の人は感じ取っているわけです。

『ソニック』のゲームやアニメは、

米国で大ヒットして、それが波及した

そういう一面もありますので、

もしかすると英語由来のイメージが

そのまま中国にも伝わったのかもしれません。

英語の「知識」や「頭脳」みたいなイメージを伝えたくて、

「Egg head」をもじったのかも。

 

◆中国では「たまご」=バカのこと!?
もう一つの理由として、

中国では「蛋(たまご)」と書くと、

「あのヤロウ」

みたいなちょっとバカにしたイメージがあります。

たとえば、

「混蛋」と書くと

「脳無し」「おバカ野郎」

みたいな意味に。

また、

「笨蛋(竹たまご)」と書くと、

「のろま」とか「まぬけ野郎」

みたいな意味になります。

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なので、

ドクターエッグマン、

そのまま直訳の「蛋博士(たまごはかせ)」だと・・・

ちょっとマヌケなイメージが付いちゃう(笑)

それを避けるために、

「カシラ」、つまりリーダーのイメージのある

「頭」の文字を入れたのかもしれませんねー。

中国とアメリカ、

卵の印象の差が、名前のちょっとした変化に出ているんだと思うと、

なかなか、面白いです。

ここまでお読みくださってありがとうございます。

(関連:たまごは頭がいい!?(たまごのジョーク) – たまごのソムリエ面白コラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話2017年05月31日