小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

あったかい水が飲みたい!新商品の難しさ

最近コーヒーをやめて、ペットボトルの水を良く飲んでいます。我が社の自販機では、ほとんど私だけの買占め状態ですね。しかし、一つだけ不満がありました。「冬に飲む水は体が冷える!」という事です。あったかい水」って無いのかなー・・と、ずっと思っていたんですね。ホットのお茶はあるのに・・。そこで、色々検索してみたら、やっぱりありました。

伊藤園から出ていました。
伊藤園「 あたたかい天然水 」2007年10月1日(月)より販売開始

hotowater.jpg

『(以下引用)秋冬期の寒さ対策や、サプリメントや薬を飲む際など、さまざまなシーンで多岐にわたる用途が期待できる「あたたかい天然水」を10月1日(月)に発売します。ミネラルなどの調整を一切していない、自然のままのナチュラルミネラルウォーターで、銘水として名高い長野県安曇野で採水した天然水を使用しています。「あたたかい天然水」は、ミネラルウォーター市場に投入する、新しい価値を付加したホット対応ペットボトル飲料(ホットペット飲料)です。(引用終わり)』

おおー!、徳島では売ってないのかな!?と思いましたが、こちらの方が書かれているように、どうも終売になっているようです。ざんねん。確かに一般家庭でも、「お湯」を飲む文化って無かったですもんね。白湯って言葉もありますが、一部の人にニーズはあるものの非常にニッチな様です。

面白いな、と思って更に調べてみると下記の様に特許までありました。
【発明の名称】 温かい水である新飲料 
http://www.j-tokkyo.com/2008/A23L/JP2008-289461.shtml

このアイデア、「新規性」がある『発明』として認められているんですね。ちょっとビックリです。上記は個人出願特許の様にも見えますが、伊藤園発売の商品との絡みが気になるところです。伊藤園の場合は単なる「あったかい水」というだけじゃなくて、加熱時にミネラル遊離の危険性のある硬水を用いず、天然の軟水を使用していたとの事ですし、「おーいお茶ホット」のノウハウ(軟水使用)を活かして、更に新規性追加で商品化(特許回避?)したのかもしれません。

この商品、どこなら一番売れたでしょう?自分ならどこをターゲットにするかな・・?
薬を飲む病院の自販機も面白いですね。それに、何でも足せるという所も魅力ですから、例えば全国のファミレス、ドリンクバー脇に「持ち帰り用」として販売してみるのはどうでしょう?好きな茶葉のティーパックを入れて飲むとか。焼酎のお湯割用や、ウイスキー・梅酒お湯割り用として、全国酒店で売ってみる手もありそうですね。

ところでぜんぜん話は変わりますが、「お湯」「あったかい水」って、大分イメージが異なると思いません?英語だと「あったかい水」ってなんて言うんだろう?「hot wate」だと熱湯だもんな・・。

※写真はリンク先伊藤園「あたたかい天然水」275mlペットボトルの写真を使用しました。 

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること2009年03月17日