小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

たまごの近未来・国際養鶏養豚総合展に行ってきました

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

3年に一度、

養鶏、たまご関係のメーカーが一堂に集う

国際養鶏養豚総合展という催しに

行ってまいりました!

 

最新の機械や飼育設備、

鶏卵の選別とチェック装置や

はたまた鶏卵向けの新容器など

今後必要になる未来投資のための

情報だらけでした。

コロナ禍で順延し、

一年間が空いて4年ぶりだったこともあり

展示内容はすごく進化した技術や

普及がかなり進んだものも

多かったですね~。

4年前の展示会時もそうでしたが、

ここ近年でとくに!

目覚ましい進歩を遂げているのが

ロボットとAIを組み合わせた技術。

 

元来、僕たちが行っている

たまごの洗卵選別工程は、

 

割れモノである鶏卵の

安心安全が大事ですので

 

途中や最後の工程で

どうしても「人の目」に

頼らざるを得なかったのですね。

たとえば、洗浄工程で

どれだけ性能を上げても、

 

ヒビ卵検知器の音波検査で

どれだけ高性能に設定しても、

 

最終出荷の前には、

包装前に必ず人の目で工程ごとの

チェックをする必要がありました。

 

洗卵選別をして

機械でパック詰めされた卵を

透明のパック越しに

「ヒビが無いか?」

「汚れた卵が入ってないか?」

を最終チェックするのは、

ベテランの目がいちばん信頼できていたんです。

 

僕も中学生の頃から手伝っていたので

ささやかながらも感じるのは、

『なんとなく違和感をもって気づく』

という説明できない、

よーく見ると気づくレベルで選別できる

高いスキルがあるんですね。

 

ですが、

判定カメラの性能向上と

その認識精度の向上から、

「人の目じゃなくても大丈夫だよね。」

という工程が増えてきました。

 

人が最終チェックしなくても良いなら

ロボットが最後の箱詰め出荷を

する方が効率が高くなるんですね。

もっとも僕たちの場合は、

卵の種類・商品が多岐にわたり、

細かな作業がたくさんありますので、

まだまだベテランおばちゃんたちの

すごい技術が必須なんですが、

 

とくに単一のたまごを

大量に出荷し続けるような

たまご出荷工場さんを中心に、

このようなロボット技術は

この先どんどんと導入されていくと思います。

 

人間と肩を並べて

ロボットがほいほいと割れモノのたまごを

丁寧に箱詰めし続ける未来。

 

うーん、鉄腕アトムの世界だなぁ。

仕事の業務って本来は、

「誰がやっても同じこと」は

どんどんIT化自動化機械化して

 

「お客様が喜んでくれること」

に時間と手間とアタマを使う

これが求められる方向だと思います。

 

僕たちも、少しづつですが、

お客様の満足のために

たまご商品のお届けの仕方を

進化させてまいります。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること2022年05月4日