小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

思考実験できるゆたかさがプロの強み

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

最近は無くなりましたが、

以前は、スタッフから

 

「料理のプロの方にボク達が

『こっちのたまごの方がイイですよ。』

なんて言って大丈夫なんでしょうか?」

って意見がよく出ました。

 

たしかに・・・と、

僕もそう思っていました。

以前は。

 

だって、相手の方がずっと料理に詳しいんですから。

「えらそうに言うな!」

なんて怒鳴られるのではないか…?

 

そもそも、ただの「たまご屋」が

何を言う事があるだろうか!?

・・・なんて考えていたんです。

 

◆「たまごのプロ」は何をする?

ですが、途中で気づいたんですね。2つ。

➀相手のプラスになることは絶対伝えるべき

②僕たちしか「考えられないこと」が多くある

です。

 

おそるおそる情報発信を、

「相場上がるから、早めのご注文が得ですよ。」

「こう保存した方がメニュー的に美味しいですよ。」

なんてお伝えしてみると、

 

「知っとるわい!」

なんて怒られる事は、ほぼ皆無でした。

 

たとえご存知の事でも

「お、そうだな。」

と喜んでくださいました。

 

結局のところ、僕たちは、

お客様が繁盛したりハッピーになることでしか

一円も売り上げは上がりません。

毎日毎週ずっっと買っていただく、

そんな食材の商売は特にそうだと思っています。

 

そして②の「僕たちしか考えられない事がある」ですが、

僕たちしか「知らないことが」じゃないんです。

「考えること」です。

 

そのモノが豊かにある

そんな状態じゃないと

発想がうかばない、

ということがたくさんあるんですね。

 

たとえば、

ゆでたまごを一時間かけてゆっくりゆでると

どんな風味になるのか?

 

温度を変えてやってみると、

食感はどうなるのか?

 

そんな考えは、

たくさん卵があって、

ずっと卵のことを考えていて

そんな中フト思い立って

百通り試してみることができる

 

「あんまり意味無かったな。」

…と、徒労になっても

そのコストを許容できる(もちろん食べはしますが)

そんな環境が、すごく重要なんです。

 

そういう意味で、

料理のプロが考えないことを

たまごのプロとして考えられて、

実行できる。

 

そこで、お役立ちができるだろう

・・・という考えです。

 

材木がたくさん手元に無いと

木の組み方を100通り試してみよう

なんて思いつかないでしょうし、

 

たとえばそこで、

ログハウス専門建築のプロが

必要だったりするんでしょう。

きっと。

 

精進してまいります。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき2022年02月5日