小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

なんで秋に月見?に繁盛メニューのヒントがある!

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

月見バーガー、今年は3社から出てましてどこも大ヒット中だそうですね。

ところで、ふと考えたのですが、

月見はなぜなんでしょうか?

 

だって、夜月を見るのなら

冬の方が夜が長いですし、

空気が澄んでいて月がキレイです。

 

むしろ12月の「冬至」の方が『月を見る』ならピッタリなんじゃないでしょうか。

でも中「秋」の名月です。

そこに、お店繁盛のヒントがあります。

 

つまり、

お月見といいながら、

「月がキレイ」はいちばん重要じゃないってことです。

 

緯度の関係で夏は月が低すぎて山にかかり

冬は高度が高すぎる。

見上げすぎて首が痛い…!とか、

 

秋がちょうど収穫も終わって

「やれやれ」のタイミングだとか

 

うまいものが多い時期だとか

 

いろんな「月そのもの」以外の要素が重なって

ピッタリの時期になっているわけです。

 

これって、「繁盛」と同じなんです。

 

僕たちが、ご新店のお客様とたまごメニューの相談をしていると、

「とにかく味にこだわっている」

というオーナーさんが多くいらっしゃいます。

とてもとても素敵なことなのですが、

 

問題は、

味「だけ」に強くこだわっている

そんなオーナーさん。

「食べてもらえばわかる。」

っておっしゃって、

真実とても美味しい料理をつくられるんですが、

お客様が付かずに半年でご閉店…

なんてことを何度も目にしました。

 

おいしい味なだけに、

こんなときは僕たちもすごく悔しい…!

 

これ、

月見とおなじで、

「美味しい」だけが重要じゃないんです。

 

まえ味

なか味

あと味

 

なんて言葉がありますが

店に入って注文するまでのワクワクする雰囲気(前味)

食べ終わった後のホッとした時間(後味)も

料理の味そのもの(中味)とおなじくらい

すごく重要なんですね。

 

すなわち、来店したときの店構えやあいさつ、

事前のメニューから入るこだわりの情報

そして食べ終わった後の

ステキなサービスまで含めて

ホントの「美味しさ」

 

月だけキレイな冬よりも

いろんな楽しみが合わさった秋の月見がサイコーなのと同じです。


僕たちのお届けするたまごも同じで、

単に味が美味しいだけじゃダメなんですね。

手間かけてすだち外皮を飼料にしていることや、

毎日の手摘み方式を取っていること

料理別で細かな飼育と選別をしていること

こういった情報がお店のメニューで

食べるお客様の魅力になっているかどうか

 

お店さまからの聞き取りと

僕たちからのご提案…

 

いろんな要素ふくめて

ぼくたちの理念である

「美味しさ提供」になる

そう考えてます。

 

たとえば今も

新店のお客様からご要望いただいて

たまごのこだわりを伝えるPOPを作っているんですが

こんなのも飲食店さんの

「前味」「後味」づくりに

ちょっとでも貢献となれば、と思って打ち合わせします。

 

中秋の名月のように、

イメージに残る卵屋をめざします。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき2021年10月1日