小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

立川談志さんご逝去

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こんにちは。こばやしです。

先日の朝刊に噺家の立川談志さんがお亡くなりになったとのニュースがあり、びっくりしました。
破天荒な生き方含め、大好きな方だったのでとても残念です。

しかしまァ、お弟子さん・元弟子さんには一切お知らせしなかったそうで、したがってニュース報道後なのに、
   俺が死んだってデマ流してみろ。」ってことをやるから、今はコメントなし!(元弟子の雷門獅篭(しかご)さん)
   『ガセが出回って迷惑してます。 →知らないのはキウイ師匠だけですよ」なんて記者さんに言われると、なんだかそんな気持ちになってきてしまう。まさに粗忽長屋(※)だ。(弟子の立川キウイさん)
 などとその死を疑われるところなんて、実に談志さんらしい逝きかたですね。ochazuke.jpg

 沢山の方を笑いで元気にし、また「日本人は富士山と桜と米の飯。」と米作りや日本の食文化を守ること関しても大いに貢献された立川談志師匠。 私もそのホンの一部の力ではありますが「おいしさづくり」を通して、元気と日本の素晴らしさを、少しでも多くの方にお伝えしてまいります。

謹んで御冥福をお祈りいたします。


(※
)「粗忽長屋(そこつながや)」・・・古典落語の一つで、浅草観音詣でに行った「うっかり屋」の八っぁんが、生き倒れの死体を見て「親友の熊公」だと勘違い、なんと本人に「オマエ、そこの通りで死んでたぞ!」と遺体を引き取らせようとするオハナシ。 早とちりの八っぁんと、だんだん「オレッってやっぱり死んじゃったのかなァ・・?」とそんな気になってくる熊さんとの掛け合いが面白い、抱腹絶倒の内容です。 談志師匠もレパートリーに入れられてました。

(補足):冒頭の写真は、「風とマンダラ」(講談社)という漫画で、噺家兼漫画家でもある上記の雷門獅篭さん(旧名 立川志加吾(しかご)さん)が、談志師匠と弟子の日常を綴った名作です。面白いです。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき2011年11月25日