小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

卵サイズを使い分けると利益がめっちゃ増えます

本日はご飲食店さま・洋菓子店さまに向けて。

たまごサイズの使い分けで、利益を出す方法です。


こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

オフィスで働く社員500名に聞いた

【コロナ禍長期化における働き方意識調査】

がニュースに出ていましたね。

 

おもしろかったのは、

・2人に1人が「オフィスと自宅」のハイブリッド勤務を希望

・8割が「いつどこでどう仕事するか」を自分で決めたい

という回答。

 

家だけじゃ息が詰まるよなぁ

でも毎日オフィスもめんどうだ

 

なので、

「どっちも!」で

「自分で決める!」

が最高なわけです。

 

なるほど。

「全員で」

「決まったことを」

みたいなのが、

なんとなくチームワークのイメージですが、コロナ禍が続くこともあって「働きにくさ」になっているんですね。

 

特に、あと1年しない内に、

「コロナ禍中に入学して

オンライン授業ばっかり」

 

…という、

オンラインネイティブ世代が

就職活動を始めます。

 

え!?毎日行くの?

それはちょっとなぁ…

 

なんて感覚がフツーな

優秀な学生さん達が

大量に世に出てくるわけで、

僕たちもちょっと意識を

変える必要がありますね。

 

さて、

たまごも、

メニューにあわせて

自由に選ぶだけで

 

「料理も美味しくなって」

「利益も上がる」

ことがあります。

 

それは、サイズ

 

一般的なたまごのサイズは、

小さいのがMSサイズ

次いでMサイズ

Lサイズ、

LLサイズとあります。

ですが‥‥‥

「どれかひとサイズだけ選択」

というお店が、

めっちゃ多い!

 

あなたのお店も、

そうじゃないでしょうか。

 

でも、

それって実は、

メニューによっては

超もったいないんです!

 

理由は2つあります。

 

理由➀:適正が違う

たまごは、おおむね

大きいほど白身が多く、

小さいほど黄身の割合が多くなります。

白身と黄身

うま味成分が多いのは

「黄身」のほう。

 

ですので、

たとえば目玉焼きや

たまごかけごはんのように、

たまご本来のシンプルな旨味を味わう料理なら、

ゼッタイ小さめのサイズの方が

旨味が多くって、美味しいのです。

でも、黄身って、

熱で固くてぼそぼそに

なるんですね。

 

オムレツや玉子焼きは

白身の割合が多いと、

めっちゃとろふわになります。

上の写真を見ると一目瞭然です。

 

サイズがちがうと、

白身の量だけがゼンゼン違う。

 

これを見て

どっちを使っても

「同じ美味しさです」

なんてありえない!

と思いませんか?

せっかくのあなたの腕前が

たまご屋から見てもったいない!

ぜひ、メニューでサイズの使い分けをすべきです。

 

理由②:あなたは利益を損している

業務用のたまごって、

重量買いが普通です。

10kgいくら、ですね。

 

で、

たとえば

ちいさめMSサイズだと

10kgで182個

 

LLサイズだと

10kgで140個

30%も個数がちがう!

 

味の違いだけじゃなく、

たとえばモーニングの

ゆでたまごとか

目玉焼きだと、

同じ重量で買っても

3割も多く提供できるんです。

 

逆に、大きい方がお得なのは

カラの割合。

おおきめサイズだと

10kgの殻重量は9%くらい。

オムレツに割ると、

そこは捨てるわけです。

でも

小さいサイズ卵だと

10kg中のカラは15%以上あります

 

コンコン

たくさん

3割多く手間かけて割って、

6%も余分に捨ててるんです。

年間で、どれくらいに

なると思います?

なんとなく真ん中の

LとかMサイズを

えらばれるお店も多いですが、

同じことです。

 

せめて2種使い分けるだけで、

年間で大きな利益差になります。

 

「スペースがない。」

なんて言わずに、

ぜひ、使い分けをしてみてください。

利益だいじです。

 

ちなみにボクは、

Yahoo!のアカウントサービスをうっかり有料登録して放置し、

月500円15年間払い続けてました。

めんどうくさくて。

あるときフト計算したら、すんごいもったいない!ことに気づいてあわてて無料に変えました。

 

ぜひ、あなたの卵メニューでは

「どっちも選ぶ」でご一考を!

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム2021年09月13日